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草間彌生展 2024年-2025年開催

2024年-2025年の草間彌生展

松本市美術館

☆特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」 2022年4月21日〜2025年3月31日

鹿児島市立美術館

☆松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界—反復と増殖— 2024年9月27日〜11月10日公式サイト

 文化・観光交流協定を結ぶ鹿児島市と長野県松本市は、2016年、2022年と双方のコレクションを紹介する展覧会を開催してきた。当館の開館70周年のメモリアルイヤーである2024年、松本市美術館が所蔵する公立美術館としては世界最大規模を誇る草間彌生の版画作品による「草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」を開催。松本市出身の世界的前衛芸術家、草間彌生は、国内での制作・発表を経て、1957年に渡米し、ネットペインティング(無限の網)、アキュミュレーション(集積)、ソフトスカルプチャーなどの先駆的な表現によって、ニューヨークで高い評価を受ける。その後、鏡や電飾を使ったインスタレーションを発表、また、ボディー・ペインティングなど数多くのハプニングも行いますが、1973年に帰国し、制作活動の場を東京に移す。1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレに日本を代表する作家として世界の舞台に立った草間が、その前段で積極的に版画に取り組んだことも、現在の評価に繋がる大きな原動力となった。アメリカから帰国後のコラージュやオブジェに込められた死への恐れや苦悩を全面に押し出した作品とは対照的に、1979年から発表をはじめた版画作品には、南瓜、ドレス、花などの華やかなモチーフが色彩豊かに表現されている。常同反復による網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と複製芸術である版画の必然的な結びつきは、450種、3万部にも及び、草間芸術の一翼を担うようになる。本展は、2022年に松本市美術館で開催された特別展「草間彌生版画の世界」の最初の巡回先として、全国に先駆けて開催される。厳選された約160点で草間彌生の版画芸術の魅力とその軌跡を展観する。

草間彌生美術館

☆私は死を乗り越えて生きてゆきたい 2024年10月17日〜2025年3月9日

2025年-2026年の草間彌生展

京都市京セラ美術館

☆松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖― 2025年4月25日~9月7日⇨公式サイト

 世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界を紹介する展覧会。草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立つが、その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となった。草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表する。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されている。それまでの抽象的な表現に加え、具体的なモチーフが色彩豊かに表現されている。南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまとう。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではない。近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表している。本展覧会では、世界最大の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する340点にも及ぶ版画作品から厳選した作品に作家蔵の作品を加え、草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観する。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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