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BankART1929代表の池田修さんが死去 64歳

 特定非営利活動法人BankART1929の代表、池田修さんが2022年3月16日、小脳出血のため死去した。64歳だった。

 BankART1929では、池田さんの65歳の誕生日にあたる6月14日から6日間にわたって、池田修を偲ぶ6日間「都市に棲む-池田修の夢と仕事」と題して、お別れの会を開く。

 併せて、池田さんが生前、自身の誕生日にあわせて計画していた著書を新たな寄稿を加えた形で出版する。

 会場では、献花台や、故人のこれまでの仕事を振り返る展示などに加え、日替わりのトークイベントなども用意。それぞれの形で、池田さんを偲び、彼の考えていたこと、見ていたものを再確認してもらう。

会 期:2022年6月14日[火]~19日[日] 
時 間:11:00~19:00
会 場:BankART Station
参加費:1,000円(会期中再入場可、イベントは別途)、池田修さんの本購入者は無料
※イベントは平日19時30分より毎日開催、別途1,000円、要予約。
※土日は時間など詳細が変わる。詳しくは特設サイトで確認を。

 池田さんは1957年、大阪生まれ。Bゼミスクール卒業。美術と建築を横断するPHスタジオを発足。2004年からBankARTの設立、企画・運営に携わった。

 芸術選奨文部科学大臣新人賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、国際交流基金「地球市民賞」などを受賞。

 筆者は、池田さんが1990年代に名古屋芸術大学の非常勤講師を務めた頃に展開したアートプロジェクトや、BankARTなどの取材でお世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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