ひろしまトリエンナーレ 企画統括者が抗議の辞任

2020年4月9日の朝日新聞(WEB)によると、今年9~11月に広島県東部で開催される「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」を統括する総合ディレクターだった中尾浩治さんが3月末で辞任した。事前に外部委員会が展示内容を確認するという県の方針に抗議したが、受け入れられなかったのが理由。
 中尾さんは9日に広島市内で開いた記者会見で、表現の自由が脅かされ、(芸術の基本理念よりも)観光や経済を最優先にするという趣旨が明確になったなどと述べたという。中尾さんによると、全体の7~8割にあたる約30人のアーティストが県の方針に反対し、出展を取りやめる。
 同紙によると、県が2月に、外部委を設けて展示内容を事前に確認する方針を表明し、美術評論家連盟が「公然たる検閲」と指摘するなど批判が高まっていた。中尾さんは、広島県尾道市出身。医療機器メーカー、テルモの会長を経て、現在は、合同会社「アート・マネジメント・しまなみ」代表として、芸術振興に取り組んでいるという。
 
 

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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