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Go Toキャンペーン 7月22日からホテル代など35%割引 アート巡り、出張にも使える!

Go Toキャンペーン 7月22日からホテル代など35%割引 アート巡り、出張にも使える!

「Go To トラベル」キャンペーンは、国が、旅行費用の補助を通じて、国民の旅行需要を喚起する政策です。

旅行費用を支援して、経済を活性化。コロナで苦境が続くホテルなど、観光事業者を救おうというのが狙いです。家族旅行に限らず、出張、帰省、アート巡りの旅、画廊回りなど、なんでも使えるので、利用しないと損です。今回は、その仕組みを丁寧に解説します。

政府は2020年4月7日に、新型コロナウイルスに対する緊急対策として補正予算案を閣議決定。その中で、観光・飲食・イベントなどを対象とした需要喚起策「Go To キャンペーン」に約1.7兆円を計上しました。

出所:国土交通省

当初は、経済産業省が7月中の開始に向け、準備していましたが、高額な委託費問題で国土交通省の所管となりました。

8月を目標に進めるとのことでしたが、7月10日、急きょ、7月22日からスタートすると発表しました。

仕組みは? 旅行代の半額を割り引き。最大で1人1泊2万円、日帰り1万円

国内の旅行商品を購入した人には、代金の半額(最大で1人あたり1泊2万円、日帰り1万円)を補助する仕組みです。

もう少し詳しく言うと、旅行会社やWEBの予約サイトなどから、期間内に旅行予約をすると、代金の半額が支援される制度です。支援される金額の7割(旅行代の35%)は旅行代金の割り引きですが、残りの3割(旅行代の15%)は、旅先で、旅行期間中のみ、飲食費や観光施設入場料、お土産購入費に使える地域共通クーポンが配られます。

何泊しても、その日数分が補助の対象となります。

ちなみに、事務手続きは、JTBなど旅行大手や、日本旅行業協会など、7者でつくる「ツーリズム産業共同提案体」に委託されます。

・旅行代金の半額を補助
・最大で1人あたり1泊2万円、日帰り1万円

典型的なケースでみてみましょう

ケース1

1人1泊料金が2万円のツアーなら、半額の1万円(7000円は割引、3000円はクーポン配布)となる。1万3000円を旅行会社に支払えばよく、さらに3000円分の旅先で使えるクーポンがもらえる。

ケース2

1人1泊6万円の高級旅行に行くなら、半額は3万円だが、助成上限は2万円(このうち、1万4000円は割引、6000円はクーポン配布)。旅行会社へは、4万6000円を支払い、6000円のクーポンももらえる。

ケース3

2泊3日で6万円のツアーなら、1泊あたりでは3万円の半額の1万5000円(このうち、1万500円は割引、4500円はクーポン配布)が助成される。これが2泊分なので、2万1000円の割引と、9000円のクーポン配布となる。旅行会社では、3万9000円を支払い、さらに9000円分のクーポンをゲットできる。

ケース4

日帰りのバスツアー1万5000円なら、お得になるのは、7500円(割引5250円、クーポン2250円)。旅行会社には、9750円を支払い、さらにクーポン2250円分がつく。

期間はいつから、いつまで?

当初は、事業開始の発表前に予約済みのものは対象外にする方針でしたが、政府が方針を転換。7月22日以降に出発する旅行なら、既に予約済みの旅行も対象になることが発表されました。

夏休み前で、多くの人が既に旅行を予約しているのに、それを割り引きの対象外にしたら、キャンセルが相次ぐなど混乱する恐れがあるためです。

しかも、同じ期間に旅行するのに、後出しジャンケンの人は旅行代が半額になり、先に予約した人は補助が出ないとなると、公平性に欠けますよね。

期間は、おおむね6カ月ですが、予算を使い切れば終了します。利用回数の制限はないので、期間中なら何度でも利用できます。

また、クーポンは、不正防止策など準備に時間を要し、9月以降の旅行から配布されます。つまり、当面の割り引きは、旅行代金の35%オフのみということになります。

・7月22日以降の旅行が対象(予約済みのものもOK)。
・期間は予算があるまでだが、おおむね6カ月。
・8月末までは、地域共通クーポン配布はなし。旅行代のみの35%割り引きされる。
・9月からは、旅行期間に現地で使える地域共通クーポン(旅行代の15%分)も配られる。

対象となる旅行は?

宿泊費と交通費がセットになったパッケージツアーが中心です。バスなどと現地での果物狩りや体験、参拝、飲食などがセットになった日帰りのパッケージツアーなども対象です。

交通費は、ツアー商品に含まれていれば対象になりますが、個人旅行では、交通機関、高速道路のみの場合は含まれません。個人旅行の場合は、宿泊費のみが対象となります。

また、海外旅行は対象外。国内旅行のみです。

修学旅行、職場旅行などの団体旅行も対象となります。JR東海ツアーズなどの新幹線とホテルのセットなど、新幹線や飛行機チケットが含まれ、自由度の高いツアーは、利用価値が高いと思います。ヨコハマトリエンナーレ、東京の画廊、美術館巡りなどにも使えますね。

・国内旅行 ○
・海外旅行 ×
・交通費、宿泊費がセットのプラン ○
・日帰りバスツアーなど ○
・個人旅行の宿泊費 ○
・団体旅行 ○
・交通機関のみ、高速道路のみ ×

利用の仕方は?

当面は旅行後に還付申請、7月27日からは旅行会社や予約サイトで割引価格の旅行商品を発売

では、どうやって申し込めばいいのでしょうか。

原則は、旅行会社の窓口や、楽天トラベル、じゃらんnet、一休.comなどの予約サイトで申し込みます。

ホテルや旅行館のWEBサイトや、電話で直接申し込むこともできます。

予約をすれば、自動的に旅行代金から補助分が割り引きとなります。

ただし、準備が整うのは、7月27日以降です。27日以降は、旅行会社の窓口や、予約サイトなどで、対象となる割引価格のツアーが続々発売されるはずです。

それ以前の場合や、事業開始の発表前に既に予約済みの旅行については、一度、通常の旅行代金を全額支払い、旅行後に領収書、宿泊証明書などの書類を添付して事務局に還付申請します。

・旅行会社の窓口や予約サイトで申し込む。
・ホテルや旅行館のWEBサイトや電話での申し込みも可。
・ただし、7月27日以前の予約分は、旅行代金を全額支払った後で還付申請する。

独自キャンペーンにも注意!

旅行会社や、予約サイトでは、独自ポイントなどでお得感を出すところも出てくるでしょう。

ちなみに、一休.comでは現在、会員への一休ポイント還元を1%→5%へ大幅アップ中です。「ポイント即時利用」という仕組みなので、次の旅行予約でなく、今回の予約の割引にポイントを使えます。

つまり、一休.comで7月22日以降の旅行を予約をすると最大40%が割引されるのです。

国内ホテルの格安予約サイト『一休.com』

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1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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