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「ジブリの大博覧会~ジブリパーク、開園まであと1年。~ 」愛知県美術館(名古屋)で2021年9月23日まで

ネコバス © Studio Ghibli

入場券発売中 開幕記念プレゼントも

メインビジュアル © 1988 Studio Ghibli

 名古屋・栄の愛知県美術館で2021年7月17日~9月23日、展覧会「ジブリの大博覧会〜ジブリパーク、開園まであと1年。~」が開催される。全国を巡回した過去の展示の集大成として大幅にバージョンアップ。「天空の城ラピュタ」に登場した「空飛ぶ巨大な船」をはじめ、愛知初となる展示も見どころとなる。

 感染対策のため、入場券は日時指定予約制となる。 7 月分・8月分の日時指定予約入場券は販売中。9月入場分は8月1日から、チケット販売サイト「Boo-Wooチケット」などで発売する。愛知県美術館内での販売はない。

 開幕記念プレゼントとして、平日の来場者に先着で本展限定デザインのミニクリアファイル(非売品)が会場で贈られる。対象は入場券を持っている人で、配布予定数に達し次第、終了。

 当初、2020年夏の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。

 2015年、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で幕を開け、2020年まで全国11カ所を巡回。各地で注目を集めた大博覧会が今夏、“ふるさと”となる愛知で完結する。

 今回は、愛知初登場を含むすべての展示物が勢ぞろい。2022年秋、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)に開園予定の「ジブリパーク」のプレイベントとして華々しく盛り上げる。

  東京会場(2016年)で話題となった「天空の城ラピュタ」の「空飛ぶ巨大な船」をはじめ、歴代作品の飛行機械を取り上げた「スタジオジブリ 空とぶ機械達展」や、富山会場(2018 年)のみで公開したガラス作品「ジブリの幻燈楼げんとうろう」、福岡会場 (2019年)から展示した「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」も注目である。

 初企画のジブリパークコーナーにも期待がかかる。2023 年度オープン予定の「魔女の谷エリア」に誕生する「ハウルの城」の建築模型が初公開される。

2021年、愛知(名古屋)の展覧会は?

スタジオジブリ 空とぶ機械達展 © Studio Ghibli

 2015年に愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催され、大反響を呼んだ「ジブリの大博覧会」は、その後、魅力的な展示を加えてバージョンアップしながら、5年間で国内11カ所の巡回を終えた。

 今回は、全ての展示物が勢ぞろいした“ふるさと”愛知での完結編。

 「ジブリパーク」の来年秋の開園に向け、約35年となる スタジオジブリの歩みを懐かしの映画ポスターやグッズ、未公開とされた原画など豊富な資料で振り返る。

  愛・地球博記念公園での最初の開催時と比べ、展示面積は約5倍に拡大。

 「天空の城ラピュタ」に登場した「空飛ぶ巨大な船」をはじめ、愛知初となる展示が数多く登場する。ジブリパークの関連展示も見逃せない。

ジブリの倉庫 © Studio Ghibli

展示内容紹介

風の谷のナウシカ 王蟲の世界 【愛知初登場】

風の谷のナウシカ 王蟲の世界  
ⓒ 1984 Studio Ghibli ・ H

 「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲やむし達が住む“腐海の世界” を緻密な造形と圧倒的な迫力で立体化して表現。2019 年の福岡会場で公開され、大きな反響を呼んだ展示企画が今夏のためにリニューアルして登場する。

ジブリの幻燈楼 【愛知初登場】

ジブリの幻燈楼  © Studio Ghibli

 2018 年に富山会場限定で公開されたガラス作品「ジブリの幻燈楼」。ジブリ作品をモチーフにしたガラスのオブジェが光によって周囲に色とりどりのイメージを映し出し、幻想的な空間を演出する。スタジオジブリと富山ガラス工房、富山ガラス造形研究所が共同制作したオリジナル作品である。

スタジオジブリ 空とぶ機械達展 【愛知初登場】

 「天空の城ラピュタ」のオープニングシーンに登場する「空飛ぶ巨大な船」を動く大型模型で表現。プロペラを回しながら悠然と頭上を浮遊する姿は必見だ。
 そのほか、「紅の豚」や「風立ちぬ」などに登場する飛行機や空飛ぶ機械も紹介。 2016 年の東京会場で登場し、大きな話題となった展示が愛知に初上陸となる。

スタジオジブリへようこそ!

スタジオジブリへようこそ! © Studio Ghibli

 スタジオジブリ内にある打ち合わせスペースを再現した「トトロ・バー」では、大きなトトロのぬいぐるみが来場者をお出迎え。一気にジブリの世界 へいざなう。

ポスタールーム

ポスタールーム © Studio Ghibli

 スタジオジブリが世に送り出してきた映画のポスターを一堂に展示。キャッチコピーのメモなど一般に公開されなかった貴重な資料や原画でスタジオジブリ 35 年の歩みを振り返る。

ジブリの倉庫

 歴代作品の公開当時に作られた貴重なグッズやジブリ関連書籍などを数え切れないほど集めている。膨大な展示物で埋め尽くされた空間は圧巻!

ネコバス

 「となりのトトロ」でおなじみ、子どもから大人まで大人気の「ネコバス」が登場!

ネコバスアトリエ 【大博覧会初登場】

 映画『となりのトトロ』に登場する「ネコバス」をモチーフにした初登場の展示企画。NHK Eテレ「デザインあ」の総合指導、21_21 DESIGN SIGHT 館長も務めるグラフィックデザイナー、佐藤卓さんが企画監修を担当する。
  動物の「ネコ」と乗り物の「バス」が合体した「ネコバス」。ここには、全く関係がない2つのものを合体させるという「アイデア」がある。
 このネコバスのようなアイデアをきっかけとして、すでに世の中にあるけれども気づいていない合体の実例や、愛知県美術館収蔵作品を中心に、新たに制作した作品も含め、古今東西から集めた美術品、工芸品をここでしか見られない空間で展示する。

ジブリパークコーナー【大博覧会初登場】

ジブリパーク「青春の丘エリア」デザイン画
ⓒ Studio Ghibli

 ジブリパークは2022年秋に愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)内に開園。スタジオジブリの世界観を表現した5エリアが誕生する。
 「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」が22年秋に先行オープン。約1年後、「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」がオープンする予定である。

ジブリパーク「魔女の谷エリア」に 整備される
「ハウルの城」 CGパース※これはイメージ
です。実際に展示される模型とは異なります。
 © Studio Ghibli

 ジブリパークに 2023年度オープン予定の「魔女の谷エリア」に誕生する「ハウルの城」に焦点を当て、その建築模型を初めて一般公開する。
 宮崎吾朗監督がどのように二次元のアニメーションから三次元の「ハウルの城」を造りあげていくのか、その過程を通して一足先にジブリパークの雰囲気を感じられる。

グッズ紹介

 会場内の特設ショップでは「ジブリの大博覧会」のオリジナルグッズを多数そろえ、新商品も販売される。
 世界で唯一、ジブリのキャラクターを使った洋菓子を製造するスタジオジブリ公認のお店「白髭のシュークリーム工房」(東京都)の「トトロのクッキーBOX」は大博覧会“初登場”で、数量限定となる。
 「三鷹の森ジブリ美術館」の商品も特別に取り扱う。
 また、来場者のみ利用できる便利なオンラインショップも開設。本展を鑑賞後、身軽に帰宅でき、スマートフォンや PCなどでゆっくり買い物を楽しめる。

トトロのクッキーBOX【大博覧会初登場】
「白髭のシュークリーム工房」が製造する風味豊かで
食感のいい9種類のクッキー。数量限定、会場のみ販売。
1,250円 © Studio Ghibli

ピンズ【本展限定】
小トトロと金のシャチホコは愛知ならではの
デザイン。715円 © Studio Ghibli

ミニトートバッグ【本展限定】
トトロのモチーフに加え、裏面にはシャチホコに
挟まれた小トトロをデザイン。1,320円
© Studio Ghibli

チケット

 チケットは「日時指定予約制」。事前にチケットを購入の上、来場する。美術館内での販売はない。

一般 高大生 小中性 障がい者
日時指定券1,900円1,500円1,000円各券種の半額

[入場時間枠 ] 24 時間制で表記
①10:00〜10: 50②11:00〜11:50③1 2 :00〜12:50④13:00〜13:50⑤14:00〜14:50⑥15:00〜15: 50⑦16:00〜16:50
以下の時間枠は金曜日のみ
⑧17:00〜17 :50⑨18:00〜18:50

※未就学児無料。日時指定券のある付添者と同じ入場時間枠で一緒に入場する。
※ 「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかがある人、また、その手帳に「 1 級」「 第 1 種」と記載のある人に付き添う人は 1人まで観覧料が各券種の半額になる。当日受付で各種手帳を提示する。 Boo-Woo チケットかローソン、ミニストップ店頭で事前購入可能。
※ 指定の入場時間枠内であれば、いつでも入場できる。

オンライン予約購入:Boo-Woo チケット
https://l-tike.com/bw-ticket/event/ghibliexpo-aichi/
店頭購入:ローソン、ミニストップ L コード: 48222
※ オンライン予約の場合、 Boo-Woo チケットへの会員登録 (無料)が必要。予約申し込み後、期限内に料金を支払い、ローソン、ミニストップ店頭で発券する。電子チケットも利用可。

販売スケジュール

7月 ( 7 月 17 日~ 31 日 ) 入場分     ✖️
8月 ( 8 月 1 日~ 31 日 )入場分     販売中
9月 ( 9 月 1 日~ 23 日 )入場分     販売中

開催概要

会期
2021年7月17日(土)~9月23日(木・祝) [64日間]
開催時間
10:00~18:00 金曜は20:00(入館は閉館30分前まで)
休館日
7月19日(月)、8月2日(月)、16日(月)、9月6日(月)、21日(火)
会場
愛知県美術館 [愛知芸術文化センター10階]
(〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2)
主催
愛知県美術館、中日新聞社
展示協賛
ア・ファクトリー
企画制作協力
スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館
お問い合わせ
ハローダイヤル 050-5542-8600 (9:00~20:00)


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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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