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「原爆の図」 (丸木位里・俊)愛知県立芸大が修復へ

三岸節子記念美術館で開かれた特別展「墨は流すもの—丸木位里の宇宙—」から

 2020年12月30日の中日新聞(WEB)によると、丸木位里さん(1901〜1995年)、俊さん(1912〜2000年)による「原爆の図」の初めての修復作業を、愛知県立芸術大学(長久手市)が手がけることが決まった。

三岸節子記念美術館で開かれた特別展「墨は流すもの—丸木位里の宇宙—」の展示から

 

 「原爆の図」は、2020年9月1日〜10月11日、愛知・一宮市三岸節子記念美術館で開かれた特別展「墨は流すもの—丸木位里の宇宙—」(他に広島、富山へ巡回)でも展示された。

 同紙によると、経年劣化が進み、作品を所蔵する「原爆の図 丸木美術館」(埼玉県東松山市)が愛知県立芸大と調整を進めている。

 中日新聞によると、費用は寄付や助成で用意する計画。1月以降、1作目の「幽霊」から修復に入り、その後は、寄付の集まり具合などで修復の可否を含め、判断する。

  丸木美術館では、寄付を募っている。

 

 

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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