ダムタイプ 新作パフォーマンス「 2020 」映像配信 2020年12月25-27日

  • 2020年12月17日
  • 2020年12月17日
  • 美術

 ロームシアター京都のWEBサイトによると、2020年3月の公演が新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、2020年10月に記録映像の上映会が催されたダムタイプ新作パフォーマンス「2020」が、3日間限定で無料配信される。

 配信されるのは、18年ぶりのダムタイプの新作として、国内外から高い関心と注目を集めたパフォーマンス作品「2020」の映像。

 このパフォーマンスは、「KYOTO STEAM―世界文化交流祭―2020」のプログラムの1つとして、2020年3月に上演予定だった。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、公演が中止。無観客で収録、編集した映像作品が10月、ロームシアター京都で発表された。

 上映会では、会場全体から音を響かせるなど、圧倒的な空間を作り上げた。ロームシアター京都では、現代の人間社会が直面する事象について、洞察と探求を繰り返した末に完成した作品が、時代の大転換期の今、深い思考を促す、としている。

ダムタイプ新作パフォーマンス「2020」映像配信

配信日時:2020年12月25日(金)10:00~27日(日)23:59【日本時間】
配信場所:ロームシアター京都公式YouTubeチャンネル(無料配信)
配信内容:ダムタイプ新作パフォーマンス「2020」2020年/日本/65分

コメント

上映会に寄せて
久しぶりに京都で新作パフォーマンス制作の機会を与えられ、再びメンバーが集合し共同制作に取り組んだことは大きなチャレンジでした。1984年の活動開始以来、私たちは、特定のディレクターを置かず参加メンバー全員がフラットな関係において共同で作品を創造するという独自のスタイルで活動を続けてきました。参加者全員のコラボレーションとは、全員が等しく作品制作にコミットするということであり、その制作プロセスにおいては、互いのコミュニケーションが非常に重要となります。
制作を開始した2018年には、現在のような未知のウィルスの感染が世界中に拡大するというような状況は予想していませんでしたが、約1年半にわたるクリエイション期間中には、人間社会が直面する様々な事象(グローバリゼーション、SNS、超高度情報化社会、監視社会、AI、コミュニケーション等々)について話し合い、思考を巡らし、それらを捉えようとする視点を持った作品へと成長していきました。
一度は上演中止となった本作品が、このたび、記録映像の上映という形で発表できますことを、ロームシアター京都ならびに関係者の皆様に感謝申し上げます。
ダムタイプ

ロームシアター京都のWEBサイトより

ダムタイプ

池田亮司・大鹿展明・尾﨑 聡・白木 良・砂山典子・高谷史郎・高谷桜子・田中真由美・泊 博雅・濱 哲史・原 摩利彦・平井優子・藤本隆行・古舘 健・薮内美佐子・アオイヤマダ・山中 透・吉本有輝子
宣伝美術:南琢也

プロフィール dumb type

 1984年に結成。ヴィジュアル・アート、映像、コンピューター・プログラミング、音楽、ダンスなど、さまざまな分野の複数のアーティストによって構成される。

 京都を活動の拠点とし、プロジェクトごとに参加メンバーが変化して制作される作品は、既成のジャンルにとらわれない、あらゆる表現の形態を横断するマルチメディア・アートとして国内外で発表されている。

 2018年に、ポンピドゥー・センター・メッス(フランス)で個展「DUMB TYPE: ACTIONS + REFLEXIONS」を開催、2019年には、新作やアーカイブを加えてバージョンアップした展覧会が東京都現代美術館で開催された。

 2022年に予定されている第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館出品作家に選出されている。

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伝えること、文化芸術とメディアについて

1980年代から、名古屋、東京、関西で文化芸術を見てきた。新聞文化面、専門雑誌、「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、自ら新聞文化欄を編集、美術、映画、演劇などの記事を書いてきた。2000年代に入ると芸術批評誌を立ち上げ、2019年にはWEBメディアを始めた。文化芸術とメディアの関係、その歴史的展開、メディアリテラシー、課題と可能性、レビューや伝わる文章の書き方、WEBメディアの意義、構築方法について、若い世代に伝えたいと考えています。

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