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あいちトリエンナーレ負担金不払いを決定 名古屋市

2020年3月27日の毎日新聞(WEB)朝日新聞(WEB)、3月28日の中日新聞などによると、名古屋市の河村たかし市長は3月27日、昨年8〜10月にあった「あいちトリエンナーレ2019」の負担金の未払い分約3400万円について支払わないことを決め、トリエンナーレの実行委員会事務局である愛知県に通知した。愛知県の大村秀章知事は、法的手続きをとって支払いを求める考え。
 市の第三者検証委員会が同日開かれ、「(不払いは)やむを得ない」とする報告書をまとめた。河村市長は「検証委の意見を尊重する。市民の税金を適正に扱うのは市長の責任だ」と語ったという。愛知県に支払い済みの約1億3700万円については返還を求めないとしている。
 検証委は、トリエンナーレ会期中に展示がいったん中止され、その後再開された「表現の不自由展・その後」について開催前の説明が県から市に対して不十分だったこと、危機管理上重大な事態の発生が想定されたのに実行委運営会議が開かれず、同展の中止や再開が芸術祭実行委員会会長の大村秀章知事の独断で決定されたことを指摘。会長代行である河村市長が意見を述べる機会もなかったなどとして、抗議を示すための負担金不払いは必ずしも不適当とは言えないとした。委員5人のうち3人が賛成し、2人は反対。賛成多数で採決した。
 大村秀章知事は会見し、報告書を「事実関係を検証していない」と批判。訴訟も視野にする方針を示したという。

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伝えること、文化芸術とメディアについて

1980年代から、名古屋、東京、関西で文化芸術を見てきた。新聞文化面、専門雑誌、「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、自ら新聞文化欄を編集、美術、映画、演劇などの記事を書いてきた。2000年代に入ると芸術批評誌を立ち上げ、2019年にはWEBメディアを始めた。文化芸術とメディアの関係、その歴史的展開、メディアリテラシー、課題と可能性、レビューや伝わる文章の書き方、WEBメディアの意義、構築方法について、若い世代に伝えたいと考えています。

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