表現の不自由展中止、実行委が質問状

 2019年8月7日の朝日新聞や中日新聞などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止になったのを受け、不自由展の実行委が6日、トリエンナーレの実行委会長である大村秀章愛知県知事宛ての公開質問状を提出。中止の理由明示、展示の再開などを求めた。
 両紙によると、中止に際し、一方的な中止通告があったと主張。津田大介芸術監督からも口頭の説明があっただけだという。質問状では、中止を判断した具体的な理由と経緯、抗議電話対策の準備と実際の運用などについての説明を8月10日までに文書で回答するよう求めている。
 県庁での記者会見では、2015年に東京で「表現の不自由展」を開いた経験から抗議が来るのは想定内で、県が毅然とした対応をできていれば状況は違ったなどと、県側の対応を疑問視。電話録音などの対策で不備もあったとしている。また、再開すれば、日本の文化の力が卑劣な言論テロに屈しないことを世界に示す大きな意義があると主張した。
 両紙によると、2日午前にファクスで届いているのが確認された脅迫文「ガソリン携行缶持って館にお邪魔する」について、県が県警東署に威力業務妨害容疑で被害届を出し、受理された。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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