約60年の画業を総覧
愛知・碧南市藤井達吉現代美術館で2025年11月15日~12月21日、「吉岡弘昭展 哀しみとおかしみを湛えた不思議な魅力」が開催される。
名古屋市を拠点に活動する画家・吉岡弘昭(1942-)は、現代社会やそこに生きる人間の生の深淵を見つめる表現で群を抜く存在である。


ユーモラスに表現された人間、犬、鳥などのモチーフは不思議な魅力に溢れている。
本展では、初期の油彩作品から、版画家としての評価を確立したドライポイントによる変身シリーズ、多版多色刷の諧謔的な表現によって、独自の作品世界を切り拓いた70~80 年代の版画、新作の絵画に至るまで、約60年に及ぶ吉岡の画業を総覧する。

展覧会概要
| 展覧会名 | 吉岡弘昭展 哀しみとおかしみを湛えた不思議な魅力 |
| 会期 | 2025年11月15日(土曜日)~12月21日(日曜日) |
| 観覧時間 | 10:00~17:00(入場は16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日、11月25日(火曜日) ※ただし、11月24日(月・休)は開館 |
| 観覧料 | 一般800円(640円)、高・高専・大学生400円(320円)、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金。市内在住・在学の高校生、市内在住の65歳以上、各種障がい者手帳のある人と付き添い1名は無料。受付に証明書提示。 ※11月21日(金曜日)はあいちウィーク期間中の「県民の日学校ホリデー」のため観覧無料 |
| 主催 | 碧南市藤井達吉現代美術館、碧南市、碧南市教育委員会 |
| 共催 | 中日新聞社 |
| ゲストキュレーター | 栗田秀法(跡見学園女子大学教授) |

展示構成
第1章 異形のレジスタンス 1963-1968/1985
第2章 銅板に刻む線 1969-1975
第3章 ユーモアとアイロニー 1976-2000
第4章 原初の風景 2002

イベント
記念講演会
| 演題 | 吉岡ワールドの創出 |
| 講師 | 木本文平(当館館長) |
| 日時 | 11月23日(日曜日)14:00~15:30 |
| 場所 | 1階・展示室3 ※場所が「地下1階・多目的室B」から変更 |
| 定員 | 50名 ※要申込 |

※聴講無料
アーティストトーク
| 講師 | 吉岡弘昭氏(画家) |
| 日時 | 11月30日(日曜日)14:00~15:00 |
| 集合場所 | 2階・ロビー ※集合場所が「地下1階・多目的室B」から変更 |
| 定員 | 50名 ※要予約 |
※聴講無料
ギャラリートーク
担当学芸員による展示説明会。予約不要。
| 日付 | 11月24日(月・祝)、12月13日(土曜日)、12月21日(日曜日) |
| 時間 | 14:00~(約30分) |
| 集合場所 | 観覧券をお持ちの上、2階ロビーに集まる |
※聴講無料