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「歌川国芳展―奇才絵師の魔力」愛知県美術館で2026年4月24日-6月21日に開催

《日本駄右ェ門猫之古事》弘化4年(1847)、個人蔵[後期展示]

国芳の全貌に迫る

 愛知県美術館で2026年4月24日~6月21日、「歌川国芳展―奇才絵師の魔力」が開催される。

 歌川国芳(1797-1861)は、江戸後期に活躍した浮世絵師の最後の世代に現れた。多種多様な国芳の作品は、それまでの浮世絵になかった斬新な発想に基づき、浮世絵界に新風を吹き込んだ。

 《源頼光公館土蜘作妖怪図》天保13~14年(1842~43)、個人蔵[通期展示]

 力強いポーズをとる英雄を大胆な構図と派手な色使いで描いた武者絵は、異色の魅力を放ち、国芳を一躍人気絵師に押し上げた。

 豊かな発想力は三枚続きの大画面を活かした大胆な武者絵や、西洋画法を取り入れた風景画、市井の女性の日常を捉えた美人画、ウィットに富んだ戯画などに存分に発揮されている。国芳の作品にみられる新奇な表現は、見る者を楽しませる魅力にあふれている。

 本展では、幅広い画題を手掛けた国芳の武者絵、戯画、美人画、風景画、役者絵に肉筆画も加えた約400件の作品を展示し、国芳の全貌に迫る。

《相馬の古内裏》弘化2~3年(1845~46)頃、個人蔵[通期展示]

開催概要

展覧会名:歌川国芳展―奇才絵師の魔力
UTAGAWA KUNIYOSHI : The Spellbinding Ukiyo-e Works of an Eccentric Artist
会  期:2026年4月24日(金)~6月21日(日)
会期中展示替えあり
前期4月24日(金)~5月24日(日) 後期5月26日(火)~6月21日(日)
開館時間:10:00-17:00 、金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休 館 日:月曜日(ただし5月4日[月・祝]は開館)、5月7日(木)
会  場:愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2
アクセス:地下鉄東⼭線・名城線「栄」駅/名鉄瀬⼾線「栄町」駅下⾞、オアシス 21 連絡通路利⽤徒歩3分
チケット:前売・当日券
⼀般1,800(1,600)円、⼤学⽣1,000(800)円、高校⽣800(600)円、中学⽣以下無料
※( )内は前売券および20 名以上の団体料金
※上記料金で本展会期中に限りコレクション展も見ることができる
※心身に障がいのある方とその付き添いの方(1名)は無料。入館の際、各種手帳等を提示
※学⽣・⽣徒の方は当日会場で学⽣証(⽣徒手帳)を提示
※複数の割引の併⽤はできない
※いかなる理由でも、主催者の責によらないチケット購入後のキャンセル・払い戻しはできない
[販売期間]
前売券: 2026年4月23日(木)まで
当日券: 展覧会会期中
[販売場所]
ローソンチケット(Lコード:45063)、セブンチケット(セブンコード:113-706)、チケットぴあ(Pコード:687-380)、アソビュー!、主要プレイガイド、愛知県美術館チケット売場
主 催| 愛知県美術館、読売新聞社、中京テレビ放送
展 覧 会特設サイト:https://www.ctv.co.jp/kuniyoshi/

《朝⽐奈小人嶋遊》弘化4年(1847)、個人蔵[後期展示]

見どころ

くじけぬ絵師根性―役者絵、武者絵
 長く続いた下積み時代にくじけず筆力を鍛え続けた国芳。「水滸伝」の英雄たちを描いた30代初め、「武者絵の国芳」としてようやく浮世絵界に名を馳せた。そんな不屈の精神で、幕府の禁令もなんのその。天保の改革により役者や遊女を描くことが禁じられても、奔放な発想力で苦境を乗り越えた。

《本朝水滸伝豪傑八百人⼀個 天眼礒兵衛》天保2年(1831)頃、個人蔵[前期展示]

《坂田怪童丸》天保7年(1836)頃、個人蔵[通期展示]

にゃんこ百面相―戯画、美人画
 国芳は無類の猫好きでした。猫を美人の引き立て役としてだけでなく、主役として描き出したところが国芳の新境地。リアルな猫から人間に扮した猫まで、実に表情豊かな猫たちがあちこちに登場する。新発見のおもちゃ絵《流行猫の変化》もお見逃しなく。

《流行猫の変化》天保12~13年(1841~42)頃、個人蔵[通期展示]

《⼭海愛度図会 七 ヲゝいたい 越中滑川⼤蛸》嘉永5年(1852)、個人蔵[前期展示]

予想外にぶっとんだ構図―武者絵、風景画
 国芳が切り拓いたダイナミックな三枚続きの手法は、浮世絵の常識を打ち破った。 画面を貫く巨⼤クジラや巨漢は見る者を圧倒する。この構図力は風景画にも発揮され、西洋絵画の表現を⽤いながら、独特なアングルから捉えた景色も魅力の⼀つである。

《宮本武蔵の鯨退治》弘化4年(1847)頃、個人蔵[通期展示]

《忠臣蔵十⼀段目夜討之図》天保2~3年(1831~32)頃、個人蔵[通期展示]

しゃれをきかせて笑いを誘う―戯画
 楽しい笑いも機知に富んだ風刺もお手の物。国芳にかかれば猫や金魚、狐に狸などの⽣き物、ひょうたんや化粧道具のような身近な品々に至るまでコミカルに擬人化され、恐ろしい妖怪も愛嬌たっぷりに。江⼾の人々を笑わせた国芳のアイデアには令和にも響くユーモアが満載。

《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》弘化4年(1847)頃、個人蔵[前期展示]

《きん魚づくし ぼんぼん》天保13年(1842)頃、個人蔵[後期展示]

関連イベント

記念講演会
[日時]5月2日(土)13:30-15:00(13:00開場)
[講師]浅野秀剛氏(あべのハルカス美術館館長)、神谷浩氏(徳川美術館副館長兼学芸部長)
[会場]アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
[定員]先着180名  ※申込不要・聴講無料(ただし本展のチケットが必要)

スライドトーク(学芸員による展示説明会)
[日時]5月16日(土)、5月30日(土)、6月13日(土)11:00-11:40、6月5日(金)18:30-19:10
[会場]アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
[定員]先着180名  ※申込不要・聴講無料。チケットを持って開始時刻に会場に集合

音声ガイド

 人気声優二人の競演。数々の人気アニメで活躍する声優の花江夏樹さん(「鬼滅の刃」竈門炭治郎役ほか)、釘宮理恵さん(「銀魂」神楽役ほか)のナレーションで案内する。国芳がこよなく愛した「猫」も登場。国芳にまつわるエピソードも織り交ぜながら、作品の見どころを楽しく紹介する。

《其まゝ地口 猫飼好五十三疋》嘉永元年(1848)頃、個人蔵[通期展示]

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