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シアターカフェ(名古屋) 移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭 8月6-14日に開催

2周年記念開放祭

 名古屋市東区白壁のシアターカフェで2022年8月6〜14日、移転&リニューアルオープン2周年記念開放祭が開催される。

 昨年の倍以上の53作品の応募作の中から、20作品が5プログラムに分けて上映される。

 料金は、1ドリンクの注文(600円~)。各回の定員は15名。予約はこちらから。

プログラム  

13:00-14:3015:00-16:3017:00-18:30
8/6(土)ABC
8/7(日)DEA
8/8(月)BCD
8/11(木祝)EAB
8/12(金)CDE
8/13(土)ABC
8/14(日)DE

※ゲストがいる回は上映後舞台挨拶予定

上映作品(プログラム内で上映順変更の可能性あり)

Aプログラム(4作品/72分)

『キャンセル兄ちゃん』(2021年/24分)監督:三澤拓哉

 コロナ禍以降、デリバリー配達員の仕事を始めた陸。交際中の佳菜子とは同棲をしている。もともと収入が不安定だった陸にとって、少額でも確実に収入になる配達員の仕事はやりがいを感じられるものだった。だが、ある朝、その思いは不安へと変わる。進み続ける毎日と未来への不安と向き合う決意をした陸に、佳菜子は…。

『21世紀、8月』(2022年/22:09)監督:伊藤りお

 日本人とフィリピン人の両親を持つ主人公の今日花は、8月のある日に”大事なもの”をリュックに入れ、キャリーバックを引いて旅に出る。道中出会った迷子の子供ミミと自身の幼少期を重ね合わせて無念さを感じているとき、かかってきた母からの電話に怒りと諦念を抱く。そんな中、高校生の夏希に出会い、恋をする。

『なんとなく迷走』(2020年/4:04)監督:ないとう 日和

 迷走しているときの自分の精神状態を表現してみました。

『バロンを探して』(2021年/21:42)監督:田中 亮丞

 大学生の茂は、マッチングアプリで知り合ったヨーコという女性と待ち合わせをしていた。2人は「耳をすませば」の舞台である聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼をすることになっていた。ヨーコは猫を探し、見つけたら「バロン」と名前をつけようと言う。聖地を巡る中で徐々にお互いのことを知っていくが、ヨーコにはある秘密があった。

Bプログラム(4作品/71分)

『嘘にも種がいる』(2021年/25:00)監督:高梨 太輔

 首だけを持ち去る連続殺人事件が横行するが、解決しないまま時が過ぎる。とある理由で、その事件を解決しようとする男。一方、別々の理由で大松組という大きな組織に追われる男3人が奇しくも同じ日に樹海に入り、ばったりと出会ってしまったところから、物語が大きく展開をし始める。果たして連続殺人犯を見つけることができるのか? 人の欲望、憎しみ、悲しみ、苦しみなど、本来見ることのない人間模様を描いた作品。

『天国か地獄か』(2022年/7:50)監督:中野利仁

 ひと気のない街外れの夜の海で、ヤクザの兄貴と能天気な弟分が「死んだら天国に行くのか地獄に行くのか」を話している。やがて、兄貴から、親分に渡すはずの金をなくしたと告げられる。これが3度目。もう後がない事態にどうする? そしてラストへ。

『ある日のアルテ』(2022年/13:46)監督:吉田 孝行

 かつて炭鉱で栄えた町。この町で生まれ育った彫刻家を中心に、閉校となった山の中の小学校の木造校舎を芸術広場として再生する取り組みが行なわれている。自然と人と彫刻が融合した安らぎの空間。広場にある水路や池で水遊びをして過ごす子ども達のある夏の一日。

『LIFE IS STAIRS』(2022年/23:40)監督:木島 悠翔

 莉緒(25)と礼央(25)は付き合って4年、同棲して2年にもなるが、なかなか結婚を言い出せずにいる。そんな折、ふたりは魔法の階段に迷い込む。階段上での時空を超えたさまざまな出会いを通じて、ふたりは思い出を再発見してゆく。「しりとり会話劇」で魅せる新感覚のロマンスストーリー。

Cプログラム(4作品/73分) 

『超全長版 村上・春木のパン屋終劇〈解説付き〉』(2022年/29:00)監督:市川 良也

 対象年齢50歳以上!細かすぎて伝わらないネタ満載の映画を解説付きで初お披露目。ビデオカメラが高価だった1980年代、映画少年は8ミリカメラ片手に時代を駆け抜けていた…。

『ズボン』(2021年/2:54)監督:ヨシムラエリ

 西尾賢さんの名曲をアニメーション化。ゲストボーカルには中山双葉さん、キャラクターデザインには、やまときょうこさん&渡辺港さん(親子)をお迎えして制作した。ズボンを履きたくない酔っ払いや、お風呂上がりの子ども。果たしてズボンを履けるのか、履けないのか。

『キラークイーンBEGINS』(2022年/12:36)監督:高橋 佑輔

 学校をサボりがちなレイナは、数日前に飛来してきた謎の隕石を見に行くため、学校をサボって、友人アンズの親戚が住む山荘に向かった。山荘に到着したレイナであったが、既に到着しているはずのアンズの姿がない。不信に思い、建物中を探したレイナは、宇宙生物による殺人を目撃する。

『ゾンビを待ちながら』(2022年/29:57)監督:栗林賢司

 事件記者の丸山と予備校講師の古田は、同じ大学出身の映画仲間、後藤と会うため、映画マニアのマスターが経営するバーに集まる。やがて彼らに訪れる不条理極まりない現実。サミュエル・ベケットの戯曲を下敷きにドキュメントタッチで描く異色のホラー映画。

Dプログラム(4作品/71分)

『パステロルナ』(2022年/30:00)監督:山本 大策

 小さな町の小さなイタリアンレストラン 、パステロルナ。ジャッカル店長の作る料理はどれも絶品! ちょいとお節介焼きなウェイターのマイコと2人で元気に切り盛りしている。どこにでもある小さなお店だけれど、このお店にはとびっきりの隠し味があるのだ。パステロルナで巻き起こるちょっと不思議でかわいい物語。

『紫キャベツの実験』(2022年/23:17)監督:村瀬裕士

 「簡単な実験をしよう」。最初は小さな実験だった。勉強だけが取り柄な住田青(あお)は、幼なじみでスポーツマンの赤井昇の提案を受け、入れ替わりの実験を始める。中学三年の受験生。心配する母親を尻目に、Tシャツ、カバン、身の回りのものを交換し、周りからも間違えられるようになっていく。卒業が近くなったある日、ふたりは新たな決断をする。

『深淵から愛を込めて』(2021年/10:50)監督:森 幸光

 地球で、人類はこれまでに多種多様な生物を絶滅させてきました。人類には、他の生物を殺してしまう本性があるのでしょうか? 蔓延しているコロナは果たして自然発生したものなのでしょうか? もしかすると、誰か?何か?の啓示なのでは? 果たして、人に救いはあるのでしょうか? 宇宙に人類に対する愛はまだ残っているのでしょうか?

『二人の閏旅』(2021年/6:59)監督:髙畑颯人

 キャンピングカーで旅をするカップルの2人。急ブレーキで開いてしまった冷蔵庫から思わぬものが飛び出てきて、それを火種に口論が始まってしまう。彼氏は車を飛び出して頭を冷やしに行くが、戻ると、そこに車はなくなっていて…。

Eプログラム(4作品/71分)

『重なる』(2022年/29:00)監督:楠城昇

 大学生の佐野茜は、浮気がちだった彼氏とついに別れ、友人にその愚痴を漏らす。しかし、友人の心ない言葉にさらに傷つき、いら立ち、その場を突如として立ち去る。あとを追いかけてきた同級生、立花慧と会話を交わしていく中で新たな関係を築いていくが、一年後、今度は茜が浮気がちになり、二人の間には不穏な空気が漂っている…。立場の入れ替わりを不意に意識したことで、端的な愛へと開かれる日常的物語。


『仏滅花嫁〜なけなしダイヤモンド〜』(2022年/23:26)監督:大野世姿

 忘れられた花街の朽ちかけた飲み屋で、語られる嘘があばかれるとき、役者の人生が役を越えて観客の前に顕れる。嘘のセリフで語られる役者たちの素顔を目撃してください。

『うなぎのジョニー』(2021年/6:22)監督:にいやなおゆき

 「私の家の屋根裏には、大きなうなぎが住んでいる…」。彼女の語るうなぎのジョニーは本当に存在するのか。孤独な女性の必死の叫びが奇跡を呼ぶ。不思議な愛の物語。墨絵をカメラワークで見せる、モノクロ紙芝居アニメです。

『小夜啼鳥』(2022年/11:45)監督:岩崎 賢作

 新型ウィルス対策に奔走する、ある訪問看護士の悲哀の物語。周囲の仲間や知人が過労などで倒れる中、必死で応援し、頑張ろうとするが、やがて自分も冒されていく。




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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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