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シアターカフェ移転&リニューアルオープン1周年記念開放祭

目次

1 周年記念開放祭

 名古屋市東区白壁のシアターカフェの移転&リニューアルオープン1 周年記念開放祭が2021年8月12~22日、開催される。

 6月上旬に応募を締め切った開放祭には、短い公募期間にも関わらず予想を超える作品数が集まった。今回は、全部で26作品を5プログラムに分けて上映する。

料金など

料金 要1ドリンク注文(600円~)
定員 各回10人
予約はこちら
※既に満席の回もある。詳細は公式サイト

日程

13:00 – 14:4015:00 – 16:4017:00 – 18:40
8/12(木)ABC
8/13(金) DEA
8/14(土)BCD
8/15(日)EAB
8/16(月)CDE 満席
8/21(土) ABC
8/22(日)DE 満席引き続き発表

プログラム

A プログラム (6 作品 /83 分)

『凪の憂鬱』大阪編(2021 年 /29 20 )監督:磯部鉄平

 磯部鉄平と辻凪子の気が向いたときに撮影される短編映画「凪の憂鬱」シリーズ。大学を卒業して社会人になるまでの春休み。告白したり、喧嘩したり、お花見したり。凪のメランコリックでモラトリアムな1週間の物語。

『光』(2020 年 /8 36 )監督:金澤勇貴

 晴れ晴れと空気の澄んだ冬の朝、寄り添って歩く男女を横目に歩く派遣仕事の帰り道。街が茜に染まる中、好きな異性の話に花を咲かせる女子高生とすれ違う、特に日課というわけでもないランニングコース。そんな周囲の色に倣わず、灰色の日々を過ごす岸島司だが、足繁く通う近所の喫茶店だけが、唯一心に色味を与える場所となっていた。

『彼女を実家へ』(2021 年 /7 12 )監督:田中 冬一郎

 彼女を大阪の片田舎にある実家に初めて連れていく。そこで待つのは、夫を亡くして今は一人、それでも充実した毎日を過ごす母親だった。

『別れるということ』(2020 年 /20 00 )監督:渡邉 高章

 土手を歩く喪服姿の男女は、自主映画団体「リバーサイドシアター」の面々だ。 その一人、 団体に入ってまだ日が浅い長浦恵太も目の前の風景に、故人と初めて会った日のことを思い浮かべていた。出会いのこと、映画のこと、これから何かを一緒に始めようとすること…… そして、別れるということ。

『サービスエリア刑事サンダーボルト』( 2021 年 /7 30 )監督:市川良也

 2006年から制作されているサービスエリア刑事シリーズから珠玉の1本をセレクト! サービスエリアの倉庫区画で頻発する爆発事件。謎を追う刑事はデスゲームに巻き込まれていく…。

『atmosphere 』( 2021 年 /10 03 )監督:岡澤 侑希

 我々は日々「風景」を見ている。しかし、映像からなる複雑なイメージと音、工業化された風景から「風景」を獲得することができるのだろうか。

B プログラム (5 作品 /83 分)

『壊れた時間のバラタ』(2021 年 /25 17 )監督:小池 博史

 マハーバーラタとは「偉大な(マハー)バラタ族の物語」と言う意味で、長さにして聖書の4倍といわれる古代インドの聖典である。「バラタ族」と言う1つの家族が、富や権力を求め「クルの血を引く者」と「パーンドゥの血を引く者」とで対立を深めてゆく物語であり、「クル家」と「パーンドゥ家」は欲望と怒り、怨み、悲しみなどから、やがて大戦争を引き起こす。

『ダム愛』(2020 年 /3 03 )監督:井上 裕季子

 コロナ禍と向き合う、あるろう者の実体験を描いた作品。感染症によって、すべての人が未曽有の状況に投げ込まれた2020年3月以降、ダムの放流は中止されている。明日を信じ、ダムの放流再開を信じるろう者の姿が、コロナ禍を生きる私達に勇気を与えてくれる。

『悪意のにほひ』(2020 年 /16 23 )監督:伊藤 徳裕

 地方新聞社の記者・伊達は、地元アイドルの取材後、再生した音声レコーダーに「車に爆弾を仕掛けてくれ」という会話が録音されていることに気づく。翌日、知事公用車の爆発事件が発生。その真相を探っていくうちに驚愕の事実を知る。

『ウェディングジンクスを踊れ』( 2020 年 /27 14 )海上 ミサコ

 「舞台でウェディングドレスを着ると縁遠くなる」。そんなジンクスを信じる母・昭子と、母の結婚式に振り回される娘・令奈。令奈は、母の昔の仲間に結婚式の参列者になってくれと頼みにいき、ある秘密を知ってしまう … 。母と娘と、オトコたちのスチャラカでハッピーなウェディングストーリー。もっと音楽を!みんな踊ろう!

『滲み』(2021 年 /11 15 )監督:加藤 也大

 夏のある日、幼なじみ、マイとヒロキの登校から始まる一日。ヒロキに対して伝えたいことがあるマイだったが、いつの間にか考えていなかった方向に一日が進んでしまう。マイはヒロキに何を伝えるのか。

C プログラム( 5 作品 /82 分)

『愛ラブ人格クリニック』( 2020 年 /18 30 )監督:中村公彦

 世界的に感染症が流行している最中、「純心クリニック」の女医・響子は、患者の澤井に初めてのリモート診察を行っていた。
澤井とのやり取りの中で、響子は彼の異変に気付いていく。

『今日も空が青いから』(2019 年 /29 07 )監督:阿部友子

 「私のこと本当に愛してた?」 母親との関係性に苦しむ大学生の百合は、幼い頃からずっとそばにいるイマジナリーフレンドとの生活にも日々悩まされていた。過去も、未来も、現在にも希望が持てない百合に影のようにまとわりつく彼は敵か、味方か。
「今日も空が青いから、私は消えたくなるのです」。

『Jasmine 』( 2019 年 /15 00 )監督 minaco.

  “あるとき、あるところで”―ゾンビの寓話。徐々にゾンビ化してゆくジャスミン。彼女に何が起きたのか?何ができるのか? そしてアディショナルタイムに奇跡はあるのか。
 ※スプラッタやゴアは苦手だけれど、ダンスは好きという方、クマとエリック・カントナが気になる方、そして、classof92にピンとくる方は是非どうぞ。

『名探偵一色誠 開放祭 2021 厳選3本立て』( 2021 年 /7 54 )監督:一田 久作

 毎回名探偵、一色誠がたった2分で難事件を解決するシリーズ。大開放祭用にシリーズの中から3作品(踊る殺人事件・オカルト殺人事件・ライブ配信殺人事件)を厳選。

『光が痛いよ、水をください。』( 2021 年 /10 44 )監督:山川智輝

 植物に侵食された青年。彼を救おうとする3人。

D プログラム( 5 作品 /83 分)

『深影』(2020 年 /20 57 )監督:龍 健太

 トイレの修理業者・権田が、仕事先で不審な男に出会う。意味不明な言動を繰り返す男に気味の悪さを感じ、刺激しないように相手をする権田だったが、事態は次第にエスカレートし…。

『コドクのナギ』(2021 年 /15 21 )監督:村口 知巳

 感染症の広がる世界で、女の子のナギは、あらゆる人との関係を捨て孤独に生きることを決める。でもそれは、世界に絶望したからではなく、孤独のままでも幸せに生きる方法を見つけたいと思うナギの前向きな決意があったからだった。

『ニューホライズン』(2021 年/15:00)監督:市原啓

 魔都での生存を賭けた闘い。

短編映画『トイレの神谷様』(2021 年/3:00)監督:神谷卓矢

 家の主人が部屋に入ると、何者かに荒らされていた。不安と恐怖に怯える家の主人は、どこからか、聞き覚えのある音を耳にする … 。世の中の不平等が少しでもなくなるように願いを込めて。

『おまえら、ミュージシャンやめろ!』(2021 年/28:03)監督:バクザン、後藤龍馬

 売れないミュージシャン・バクザンは「爪痕を残す」をポリシーに、今日もライブハウスで歌う。独りよがりな彼の行動に周囲の人々の態度はだんだんと冷たいものになっていく。そんな彼に天罰が下る。痛い目にあった彼に映るものはなにか。華やかな音楽の世界を1ミリも描かないリアルなミュージシャンのストーリー。

E プログラム(5 作品/82 分)

『考える葦』(2021 年/18:50)監督:五島幸夫

 コロナウイルスは進化し人間の中で生き続けるようになった。コロナウイルスとして生きる元人間と現人間のドラマ。果たして人間とウイルスの共存はできるのか。

『もう一度遭いたくて』(2020 年/10.09)監督:繁田 健治

 吉住は数十年ぶりに故郷の伊那に帰省。高校の同級生たち母校で再会した。「土曜日に一緒に掃除当番だったことあったよね」。同級生だった淳子は実験室で吉住にそう語りかける。「ねえ、吉住君。私に言うことあるんじゃない?」そして … 。

『Letters – どこかで息絶えたかもしれないいつかの私へ』(2021 年/7:03)監督:藤井三千

 どこかわからない薄暗い世界。現れた少女二人はそこに差す小さな光に問う。自分はどこに向かって生きていくのかと。一人はそこに残り、一人は出ていく。それぞれのまだ見ぬ未来に向かって祈り、叫びながら。

『空蝉の声』(17:35)監督:堀井 彩

 僕の40代の出来事を、仕事、家族、映画の3つの視点から、3人の女優にモノローグで語ってもらった。2008年、一人娘が誕生した。劇場公開作を最後に僕は映画を作るのをやめる。リーマンショックのため仕事が忙しくなったこともある。しかし、震災を機に会社は倒産。職業訓練学校に行きながら、再び自主映画で映画制作を始めた…。

『みんなバカ野郎だ』(2021 年/27:50)監督:白田 悠太

 舞台は高校の修学旅行のホテル。ある理由でいじめられている元野球部の悟と、人と話すのが苦手で友達のいない創介は、あぶれ者同士で同じ部屋に泊まっている。最初は、悟を冷たく突き放していた創介だったが、彼がいじめられている理由が次第に分かっていき、二人の心に変化が現れ始める。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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