報道によると、 劇作家で小説も手掛け、岸田国士戯曲賞、泉鏡花文学賞などを受賞した清水邦夫さんが2021年4月15日、老衰のため死去した。84歳。 演出家の蜷川幸雄さんとのコンビで知られた。 新潟県出身。
大学在学中に発表した戯曲「署名人」で劇作家としてデビュー。 1960年代後半~70年代初め、蜷川さんとのコンビで「真情あふるる軽薄さ」「ぼくらが非情の大河をくだる時」など、 若い世代の政治的挫折の心情を描いた作品を発表、全共闘世代から支持された。
妻で俳優の故松本典子さんらと演劇企画集団「木冬社」を結成した。戯曲代表作に「タンゴ・冬の終わりに」「エレジー」「弟よ」など。