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劇作家の清水邦夫さん死去 84歳

 報道によると、 劇作家で小説も手掛け、岸田国士戯曲賞、泉鏡花文学賞などを受賞した清水邦夫さんが2021年4月15日、老衰のため死去した。84歳。 演出家の蜷川幸雄さんとのコンビで知られた。 新潟県出身。

  大学在学中に発表した戯曲「署名人」で劇作家としてデビュー。 1960年代後半~70年代初め、蜷川さんとのコンビで「真情あふるる軽薄さ」「ぼくらが非情の大河をくだる時」など、 若い世代の政治的挫折の心情を描いた作品を発表、全共闘世代から支持された。

 妻で俳優の故松本典子さんらと演劇企画集団「木冬社」を結成した。戯曲代表作に「タンゴ・冬の終わりに」「エレジー」「弟よ」など。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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