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ポップ・アート 時代を変えた4人 三重県立美術館で2025年11月3日-12月28日に開催

アメリカン・ポップ・アート・コレクション

 三重県立美術館で2025年11月3日~12月28日、「ポップ・アート 時代を変えた4人」が開催される。

 商品パッケージや報道写真など日常の物を芸術作品に取り込み、1960年代の米国のアート・シーンを席巻したポップ・アート。

 本展では、ポップ・アートを代表する4人の作家、ロイ・リキテンスタイン(1923-1997)、アンディ・ウォーホル(1928-1987)、ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)、ジャスパー・ジョーンズ(1930-)を、60年代に世界的ブームを起こしたザ・ビートルズの愛称「FAB4(The Fabulous 4=素晴らしき4 人)」になぞらえて紹介。版画作品を中心にその魅力に迫る。

 本展出品作品はスペインにおいて大規模なポップ・アート作品のコレクションを誇るホセルイス・ルペレス氏の所蔵作品(ホセルイス・ルペレス・コレクション)。

 ルペレス氏の世界屈指のポップ・アート・コレクションが日本で公開されるのは今回が初めてで、4人以外にも、ロバート・インディアナ、ジェームズ・ローゼンクイスト、トム・ウェッセルマン、ジム・ダインの作品が紹介される。

展覧会概要

会  期:2025年11月3日(月・祝)~12月28日(日)
開館時間:9時30 分から17時(入館は16時30分まで)
休 館 日:月曜日(ただし11月3、24日は開館)、11月4日(火)、11月25日(火)
主  催:三重県立美術館、中日新聞社
後  援:アメリカ大使館、スペイン大使館
協  力:日本航空
助  成:公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会
企画協力:ブレーントラスト
観 覧 料:一般1,000円(800)円 学生800(600)円 高校生以下無料
*( )内の数字は前売および 20名以上の団体割引料金
*この料金で「美術館のコレクション」、柳原義達記念館も見ることができる
*生徒、学生の方は生徒手帳、学生証等を提示
*障害者手帳等(アプリ含む)のある人および付き添いの1人は観覧無料
*教育活動の一環として県内学校(幼・小・中・高・特支)および相当施設が来館する場合、引率者も観覧無料(要申請)。
*毎月第3日曜日の「家庭の日」(11月16日、12月21日)は団体割引料金で見ることができる

見どころ

時代を変えたFAB4(The Fabulous 4=素晴らしき4 人)の版画作品が勢ぞろい!
アンディ・ウォーホル(1928-1987年)
 言わずと知れたポップ・アートの旗手。大量生産された商品をテーマとした作品や、ハリウッドスターをはじめとした著名人のイメージをシルクスクリーンで無機質に反復した連作を手がけ、広く反響を呼んだ。本展ではウォーホル作品の代表的なイメージであるマリリン・モンローやキャンベル・スープ缶をテーマにした作品も展示する。
ロイ・リキテンスタイン(1923-1997年)
 大きく拡大されたコミックの一コマのような作品を数多く手がけた作家。1960年代からコミック・ストリップのイメージを引用した作品を制作し始める。その作品では印刷の網点(ベンデイ・ドット)まで再現されています。会場では引用元であるコミックも展示し、単なるコミックの複写にとどまらないリキテンスタイン作品の魅力に迫る。
ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008年)
 1954年に身の回りのものを作品に取り込む〈コンバイン〉の連作を開始し、極光を浴びた。本展では、1962年頃から制作し始めた、版画作品を展示。それらの作品では、マスメディアの写真イメージなどが組み合わされ、魅力的な画面を形作っている。
ジャスパー・ジョーンズ(1930年-)
 1954年に星条旗をモチーフにした《旗》を制作して以降、国旗の他に射撃の標的やアルファベット、数字など「すでに知っているもの」をモチーフとした独創的な作品を手がけている。本展ではこれらの作品に加え、1970年代から制作されたハッチング(陰影をつけるための斜線)が画面全体をおおう作品も展示する。

関連イベント

記念講演会「ポップ・アートの時代」
講師:池上裕子(大阪大学教授)
日時:11月30日(日)14時から(90分程度)
会場:三重県立美術館 地下1階講堂
定員:140名
参加費無料、当日先着順
スライドトーク
本展の担当学芸員が展示解説をする。
日時:11月16日(日)、12月20日(土)14時から(30分程度)
会場:三重県立美術館 地下1階講堂
定員:140名
参加費無料、当日先着順

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