2025年のピカソ展
《国立西洋美術館》
2023-2024年のピカソ展
《国立西洋美術館》
☆小企画展 ピカソの人物画 2025年6月28日〜10月5日
20世紀美術の巨匠パブロ・ピカソ(1881-1973年)は、何よりも「人」を描いた画家と言言える。彼は、生と死、戦争と平和、愛と欲望といった私たちを取り巻くあらゆるテーマや感情に向き合い、強い存在感を放つ人間像を生み出し続けた。本展は、ピカソの人物画に焦点を当てることで、この芸術家の核心に迫る。ピカソは、母国スペインの美術学校における写生デッサンの訓練を通して、人体を正確に把握し再現するための基礎を築いた。独学で学んだカリカチュアの手法は、ピカソの人物像におけるユーモラスな誇張や単純化、デフォルメの表現に生かされた。一方、キュビスムの発明は、理想的な人体美の伝統を根底から覆し、人物画を新たな造形実験のための場へと転換させた。ピカソの人物画の主題は、初期には社会から疎外された人々、両大戦間には古典古代、晩年には「画家とモデル」など多岐に及ぶが、生涯にわたり中心的な位置を占めたのは肖像画である。それらの多くは従来のような注文制作ではなく、家族や友人、恋人たちを自由に描いたものだった。ピカソはとりわけ、最も身近な存在であった女性たちを、技法やスタイルを変えながら何度も取り上げている。そして1枚の絵には集約できない一人の人物の多面性や彼女らに向けられた自身の変化する感情を、一連の肖像画を通して表現した。本展は、近年多数の寄託作品により拡充された同館のピカソ・コレクションをまとめて紹介するまたとない機会。さらに国内の美術館のご所蔵品若干数を加えた絵画、素描、版画、資料など合計34点を通して、画家の青年期から晩年に至る人物画の表現と主題、その革新性と多様性を紹介する。
☆パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展ー美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ 2023年10月3日〜2024年1月28日⇒公式サイト
世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品を展示。50点以上が日本初出品となる。20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など 約130点を通して紹介する。
《京都京セラ美術館》
☆「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展̶ 美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」 2024年3月20日~7月7日 ⇒公式サイト
世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品を展示。50点以上が日本初出品となる。20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など 約130点を通して紹介する。
《ヨックモックミュージアム》
☆ヨックモックミュージアム 開館記念第4弾 ピカソ いのちの讃歌 2023年10月24日〜2024年9月23日
☆ピカソ・セラミックー「見立て」の芸術 2024年10月29日〜2025年12月28日