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ピカソ展 2025年-2026年開催

2025年のピカソ展

国立西洋美術館

☆小企画展 ピカソの人物画 2025年6月28日〜10月5日

 20世紀美術の巨匠パブロ・ピカソ(1881-1973年)は、何よりも「人」を描いた画家と言言える。彼は、生と死、戦争と平和、愛と欲望といった私たちを取り巻くあらゆるテーマや感情に向き合い、強い存在感を放つ人間像を生み出し続けた。本展は、ピカソの人物画に焦点を当てることで、この芸術家の核心に迫る。ピカソは、母国スペインの美術学校における写生デッサンの訓練を通して、人体を正確に把握し再現するための基礎を築いた。独学で学んだカリカチュアの手法は、ピカソの人物像におけるユーモラスな誇張や単純化、デフォルメの表現に生かされた。一方、キュビスムの発明は、理想的な人体美の伝統を根底から覆し、人物画を新たな造形実験のための場へと転換させた。ピカソの人物画の主題は、初期には社会から疎外された人々、両大戦間には古典古代、晩年には「画家とモデル」など多岐に及ぶが、生涯にわたり中心的な位置を占めたのは肖像画である。それらの多くは従来のような注文制作ではなく、家族や友人、恋人たちを自由に描いたものだった。ピカソはとりわけ、最も身近な存在であった女性たちを、技法やスタイルを変えながら何度も取り上げている。そして1枚の絵には集約できない一人の人物の多面性や彼女らに向けられた自身の変化する感情を、一連の肖像画を通して表現した。本展は、近年多数の寄託作品により拡充された同館のピカソ・コレクションをまとめて紹介するまたとない機会。さらに国内の美術館のご所蔵品若干数を加えた絵画、素描、版画、資料など合計34点を通して、画家の青年期から晩年に至る人物画の表現と主題、その革新性と多様性を紹介する。

北九州市立美術館

☆コレクション展I 特集 マティスとピカソ 2025年5月31日~9月21日

 20世紀を代表する二人の芸術家、アンリ・マティス(1869-1954)とパブロ・ピカソ(1881-1973)。本展では、当館が所蔵する二つの貴重な版画集、マティスの『ジャズ』全20点と、ピカソの『ヴォラールのための連作集』全100点を一挙公開し、その全貌に迫ると同時に、二人の芸術的な交流についても紹介する。  また、ピカソの版画集の題名にもなっている、美術商アンブロワーズ・ヴォラール(1866-1939)は、マティス、ピカソをはじめとする多くの芸術家たちを世に送り出した。稀代のプロデューサーでもあったヴォラールの仕事についても、ドガ、セザンヌ、ルノワール、ルドン、マイヨール、ルオーらの作品とともに振り返る。  あわせて、今年で10回目となるguest roomでは、東京都出身の彫刻家 中村ミナト(1947- )による最新作を展示する。

備前市美術館

☆ピカソの陶芸 ーいろとかたちの冒険ー 2025年7月12日〜9月28日

 本展は、備前市美術館が開館することを記念して開催。前身の「備前市立備前焼ミュージアム」では備前焼を中心とした展示を行っていたが、新たに生まれ変わった美術館では備前焼だけでなく国内外の幅広い文化芸術を紹介する。備前市は、フランス南東部にある、地中海を臨む人口3万人の陶器製造の盛んな街・ヴァロリス市と令和5年に姉妹都市協定を結んだ。ヴァロリス市は世界的芸術家パブロ・ピカソ(1881〜1973)が晩年を過ごした街である。ピカソは、1946年にヴァロリスを訪れたことをきっかけに陶器の制作を始めた。絵画と彫刻の両方の要素を持ちながら、土や火といった自然とも関わる陶芸にピカソは魅了され、多くの作品を生み出した。本展では、ピカソの陶芸作品を紹介するとともに、自由で創造的な作風で芸術を追及し続けた、ピカソの創作に対するエネルギーとチャレンジ性に迫る。

2023-2024年のピカソ展

国立西洋美術館

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展ー美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ 2023年10月3日〜2024年1月28日⇒公式サイト

 世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品を展示。50点以上が日本初出品となる。20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など 約130点を通して紹介する。

京都京セラ美術館

「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展̶ 美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」 2024年3月20日~7月7日 ⇒公式サイト

 世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品を展示。50点以上が日本初出品となる。20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など 約130点を通して紹介する。

ヨックモックミュージアム

ヨックモックミュージアム 開館記念第4弾 ピカソ いのちの讃歌 2023年10月24日〜2024年9月23日

☆ピカソ・セラミックー「見立て」の芸術 2024年10月29日〜2025年12月28日

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