韓国の映画監督キム・ギドクさん 新型コロナウイルス感染症で死去 59歳

2020年12月11日の読売新聞(WEB)映画.comなどによると、独特の作風で「鬼才」といわれた韓国の映画監督、キム・ギドクさんが2020年12月11日、亡くなった。ラトビアに滞在中、新型コロナウイルス感染症による合併症で死去したと、韓国メディアが伝えている。

「嘆きのピエタ」が2012年のベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した。

キム監督は11月20日からラトビアに入国していた。12月に入って以降、新型コロナウイルス感染症の症状が出て、入院。その後、病状が悪化した。

 1996年に「ワニ」で監督デビュー。2000年の「魚と寝る女」で注目された。極限的な物語によって、人間の本質をあぶり出し、「鬼才」と呼ばれた。

 2004年の「サマリア」がベルリン国際映画祭の銀熊賞(監督賞)、2004年の「うつせみ」がベネチア映画祭の銀獅子賞(同)を受けるなど、国際的に評価された。

 リアリティーを高めるため、過激な描写、演出を追求したことから、トラブルも続出したと伝えられている。

 南北分断をテーマにした「The NET 網に囚われた男」(2016年)など、社会的状況を背景にした作品にも挑んだ。近年は、東京電力福島第一原発事故を題材にした「STOP」が話題になった。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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