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谷口吉郎・吉生記念金沢建築館(金沢市)と博物館明治村(愛知県犬山市)が交流協定締結

 2020年6月25日の中日新聞(WEB)によると、金沢市の谷口吉郎・吉生記念金沢建築館と愛知県犬山市の博物館明治村が2020年6月24日、交流協定を締結した。同建築館が顕彰する金沢市出身の建築家、谷口吉郎さん(1904〜1979年)が明治村の初代館長を務めたことなどが縁となった。建築館の設計は、吉郎さんの長男で建築家の谷口吉生さんが担った。24日、同建築館で締結式があった。

 両館は、学芸員の交流や収蔵資料の貸し借りなどで協力する方向。同紙によると、谷口吉生さんからは「明治村と金沢建築館が今後一層、互いに交流を深めることによって、文化財の保存と建築文化の普及に貢献することが期待される」とのメッセージが寄せられたという。 

 谷口吉郎さんの作品には、慶應義塾幼稚舎、藤村記念館、東宮御所、ホテルオークラ東京本館メインロビー、山種美術館、愛知県陶磁美術館などがある。
 また、谷口吉生さんは、資生堂アートハウス、土門拳記念館、東京都葛西臨海水族園、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、豊田市美術館、東京国立博物館法隆寺宝物館、ニューヨーク近代美術館新館、鈴木大拙館などの作品で知られる。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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