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愛知県碧南市藤井達吉現代美術館が2026年度展覧会スケジュールを発表

 愛知県碧南市藤井達吉現代美術館が2026年度の展覧会スケジュールを発表した。企画展は以下の通り。

☆絵画の時間 ―えがく・みせる・つなぐ― 2026年4月1日~5月10日

 同館が2025年度に新たに収蔵した作品を中心に、絵画の成立過程から公開・保存に至る一連の営みを多角的に紹介する。絵画が生み出され、社会に開かれ、そして受け継がれていく過程を紹介し、絵画の時間を考える。美術館は「えがく・みせる・つなぐ」という循環を支える知の基盤として、絵画を未来へつなぐ活動を展開している。

☆内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ 2026年6月27日~8月30日

 日系アメリカ人の二世として米国に生まれた内間安瑆(1921-2000)は、1940年に日本に留学し、画家を志すようになる。戦後、恩地孝四郎(1891-1955)や棟方志功(1903-1975)の知遇を得て創作版画の道に没頭すると、幾度かの変遷をとげながら、「色面織り」と呼ぶ独自の木版技法を深化させた連作『Forest Byobu』に至った。幻想的なアッサンブラージュで知られた妻・俊子(1918-2000)にも焦点をあてながら、イサム・ノグチ(1904-1988)ら関連作家の作品とともに、二人の豊かな創作世界を回顧する。

☆小林徳三郎 ―詩のような日常宇宙。― 2026年9月12日~11月8日

 小林徳三郎(1884-1949) は大正から昭和にかけて活躍した洋画家です。東京美術学校で学び、画業の初期にはフュウザン会で萬鐵五郎ら同世代の画家と親交を結んだ。出版や芸術座の舞台美術など幅広く仕事をする一方で、春陽会では魚や野菜などの身近なモチーフや、家族の飾らない姿を描いた作品を発表し、多くの文化人から愛された。本展は、小林徳三郎初の大回顧展。300点以上の作品と資料により、その画業を紹介する。

☆笠井誠一展 ―色彩と形態が織りなす造形の世界― 2026年11月21日~2027年1月11日

 学識ある篤実な画家として中京地域の美術発展に寄与した洋画家・笠井誠一(1932-2025)。北海道に生まれ、17歳で上京し東京藝術大学で学んだ。留学先のパリではモーリス・ブリアンションに師事、帰国後は愛知県立芸術大学で教鞭を執った。多くの後進を育てながら自らも研鑽を重ね、色彩と形態によるコンポジションを構築。洗練された”構成による室内画”をめざし、93歳で亡くなるまで絵画の普遍性を探求し続けた。本展では笠井誠一の絵画世界を、時代を追って紹介する。

☆称名寺と時宗の宝物展 2027年1月23日~2月28日

 東照山称名寺は、創建が室町時代に遡る碧南市の古刹で、唯一の時宗寺院である。時宗は、鎌倉時代の一遍上人智真(1239-1289)を開祖とする浄土門の一流で、踊り念仏を興行し、全国を遊行した。のちに各地に建立された道場(寺院)のうち、三河地方の拠点となったのが称名寺で、同寺は連歌から徳川家康の幼名「竹千代」の命名を伝える地として知られている。本展では、称名寺に伝わる絵画、書跡、彫刻、工芸、歴史資料の宝物や時宗に関する資料を一挙に紹介する。

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