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あいちトリエンナーレ 展示中止の少女像をスペインの実業家が購入

 共同通信や朝日新聞(2019年8月15日夕刊)によると、「あいちトリエンナーレ2019」で中止となった「表現の不自由展・その後」で展示された慰安婦を象徴する少女像を、スペインの実業家が購入したことを複数の通信社が伝えた。北東部バルセロナに開く計画の美術館に展示する予定という。
 共同通信や朝日新聞によると、購入したのはジャーナリスト出身で映像関連企業を共同経営するタチョ・ベネット氏。政治や倫理などさまざまな理由で展示できなくなった芸術品を世界各地から収集。愛知の展示中止の話を聞き、制作した韓国人彫刻家に直ちに連絡して購入したという。また、ベネット氏は、他にも、著名な中国の芸術家で、政府への批判的な言動で知られる人権活動家の艾未未の作品などを所有しているという。詳細は共同通信のweb、朝日新聞のweb

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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