報道によると、音楽家、アーティストの刀根康尚さんが 2025年5月12日、亡くなった。90歳。
1935年、東京生まれ。1960年に小杉武久、水野修孝、塩見允枝子、武田明倫らと〈グループ・音楽〉を結成。フルクサスにも参加し、ハイレッドセンターやチーム・ランダム、暗黒舞踏派などともコラボレーションを展開した。
1972年、渡米。ニューヨークを拠点とし、ジョン・ケージやデイヴィッド・テュードアらとフルクサス、マース・カニングハム舞踊団などの活動に参加。多くの前衛芸術運動に関わり、現代美術評論でも知られた。
1986年「前衛の日本1910_1970」展(ポンピドー・センター、パリ)、1994年「戦後日本の前衛美術」展(グッゲンハイム美術館ソーホー、ニューヨーク)、2001年「横浜トリエンナーレ」など数多くの展覧会に出展。2002年、アルス・エレクトロニカのデジタル・ミュージック部門でゴールデンニカ(グランプリ)賞を受賞。