実在した家族がモデル
名古屋市東区白壁のシアターカフェで2025年12月13〜21日、『スノードロップ』が上映される。
11月27日まで名古屋・ミリオン座で公開。好評につき、上映館を移して上映する。
生活保護制度を受給することに対して、根本的な矛盾の選択をした、ある実在した一家をモデルとした物語である。
スケジュール・料金・予約
日時:12/13(土)~12/21(日)
※火水定休
連日14:00-15:38
料金:1400円+1ドリンク(600円~)
定員:19人
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作品紹介
『スノードロップ』(2024年/98分)
監督・脚本:吉田浩太
出演:西原亜希、イトウハルヒ、小野塚老
宣伝・配給:シャイカー
配給協力:ミカタ・エンタテインメント

母・キヨと同居している葉波直子のもとに長年蒸発していた父・栄治が帰宅してくる。突然の父の帰宅に困惑する娘の直子だったが、母の迎え入れたい要望を聞き、同居するようになる。
10年ほどたったある日。キヨが認知症を患う中、栄治は持病の悪化で仕事ができなくなり、一家は生活保護の申請を考え始める。娘の直子が生活保護を申請するため市役所に出向き、ケースワーカー・宗村とのやり取りを重ねて、申請作業を進めていく。
母が重度の認知症であり、父も病気の悪化で働けない状態で、預貯金もほとんどない状態の一家は生活保護を受けるには十分な資格があった。
宗村の親切な対応によって、生活保護申請はスムーズに進められていき、自宅の訪問審査を受けて生活保護の受託はほぼ決まった。
訪問審査を無事終えた夜。栄治は直子にある一言を告げた…。
吉田浩太監督プロフィール
1978年生まれ。早稲田大学中退。ENBUゼミナール卒業後、映像制作会社シャイカーに所属。「お姉ちゃん、弟といく」(06)でゆうばり国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞受賞。「ユリ子のアロマ」(10)でドイツ・ニッポンコネクションデジタルアワードにて審査員特別賞を受賞した後、劇場デビュー。
制作した映画は国内外で高い評価を受けており「ソーローなんてくだらない」(11)ではイギリス・レインダンス映画祭ベストインターナショナルコンペティションにノミネート、「愛の病」(18)でローマアジアンフィルフェスティバル最優秀主演男優賞(岡山天音)受賞。「Sexual Drive」(21)でロッテルダム国際映画祭ビックスクリーンコンペティション部門選出。「スノードロップ」(24)でカイロ国際映画祭インターナショナルコンペティション部門、大阪アジアン映画祭コンペティション部門選出。
最新作は柚月麻子著作小説原作「終点のあの子」(主演:當真あみ、中島セナ 2026年公開)。