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レンブラント展 2025年-2026年開催

  • 2025年11月12日
  • 2025年11月12日
  • 美術

2025年-2026年のレンブラント展

国立西洋美術館

☆スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで 2025年7月1日〜9月28日⇨公式サイト

 スウェーデンの首都ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館は、同国王家が収集した美術品を基盤にする、世界で最も古い美術館のうちの一つ。なかでも同館の素描コレクションは、世界規模でみても質、量ともに充実したコレクションとして知られている。この度、その素描コレクションより、ルネサンスからバロックまでの名品を選りすぐって紹介する展覧会を開催する。素描は環境の変化や光、振動の影響を受けやすいため、通常、海外で所蔵されている素描作品を日本で公開することは難しく、世界最高峰であるスウェーデン国立美術館の素描コレクションが約80点もまとまって来日するのはこれが初めての機会となる。デューラーやルーベンス、レンブラントら巨匠の作品をはじめ、芸術家の技量と構想力のすべてが注ぎ込まれている素描の魅力を、存分に堪能できる。

☆版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト 2026年7月7日~9月23日

 オランダ、アムステルダムの中心に位置するレンブラント・ハウス美術館は、レンブラントが1639年から1658年にかけて実際に暮らした家を利用した、世界で唯一のレンブラント専門の美術館である。レンブラントによるエッチング(腐蝕銅版画)の世界有数のコレクションを中心に、同じく素描作品、さらに彼と関連の深い、あるいは、その強い影響を受けた芸術家たちの作品を収蔵している。一方、国立西洋美術館でも、レンブラントのエッチングを重点的な収集の対象としており、《病人たちを癒すキリスト》や《三本の木》など代表作を含む、20点余の作品を所蔵している。今回の展覧会は、この2つのコレクションを組み合わせ、国内の美術館、大学図書館および海外の個人コレクターから拝借した作品や書籍も加えて、レンブラントのエッチングと、それが同時代および続く時代に与えた影響を見ていく企画である。展覧会の前半では、まずレンブラントのエッチングに焦点をあてる。彼は当時、先例より刺激を受けつつ、さまざまな実験的な試みを通してエッチング表現の可能性を追究し、その地平を拡げた。そうして生み出された諸作品は、数世紀にわたって芸術家たちに影響を与え続けている。とくに、19世紀には、エッチング技法そのものの再評価と結びつき、レンブラントのエッチングへの関心は熱狂的な高まりをみせた。展覧会の後半では、そうした事例を、版画のみならず文学や批評なども交えて紹介する。

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