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映像作家の大木裕之さんが死去 61歳

 映像作家、現代美術家の大木裕之さんが2025年2025年10月14日、死去した。61歳。

 東京都東村山市出身。桐朋高校から東京大学工学部建築学科に進学、卒業。イメージフォーラム付属映像研究所修了。

 大学在学中から映像作品を制作。1989年から「松前君シリーズ」を開始。1990年、「遊泳禁止」がイメージフォーラム・フェスティバルで審査員特別賞受賞。1996年に「HEVEN-6-BOX」でベルリン国際映画祭フォーラム部門ベルリン国際映画祭NETPAC賞受賞。1997年、愛知芸術文化センター オリジナル映像作品「3+1」を発表。

 なお、愛知・豊田市美術館で2025年12月14日(日)午後2時~/午後4時~(2回)、映画上映会「松前君とトヨタ君の映画」(大木裕之監督作品)がある。同美術館で開催された「しないでおく、こと。― 芸術と生のアナキズム」豊田市美術館(愛知、2024-2025年)に合わせて、豊田市で撮影した映像を中心に編集製作された作品の最新バージョンである。上映時間60分。鑑賞無料。

 映像制作のみにとどまらず、ドローイングやペインティング、インスタレーション、パフォーマンスなど、表現活動は多岐にわたる。

 主な展覧会に、「時代の体温」世田谷美術館(東京、1999年)、「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館(東京、2004年)、「第8回シャルジャ・ビエンナーレ」Qanat Al Qasba(シャルジャ、2007年)、「Out of Ordinary」ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス、2007年)、「マイクロポップの時代:夏への扉」水戸芸術館(茨城、2007年)、「あいちトリエンナーレ2016 虹のキャラバンサライ 想像する人間の旅」(愛知、2016年)、「高知県立美術館開館30周年記念 大木裕之 監督作品上映」高知県立美術館(高知、2023年)、「しないでおく、こと。― 芸術と生のアナキズム」豊田市美術館(愛知、2024-2025年)など。

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