2025年の円空仏展 円空展
《三井記念美術館》
☆魂を込めた 円空仏―飛騨・千光寺を中心にして― 2025年2月1日~ 3月30日
円空は、江戸時代前期に日本各地を修行し、木肌とノミ痕を活かした現代彫刻にも通ずる独特の神仏像を残している。そして晩年を飛騨(岐阜県)で過ごし、千光寺をはじめ近隣地区で多くの像を制作した。「飛騨の匠」と称される歴史を背景に、木材の産地として有名な飛騨は、自然に恵まれ、円空が修行と仏像の制作に励むに相応しい場所だった。魂を込めた円空仏を多数展示。
《美術館「えき」KYOTO》
☆円空展 330年の祈り 2025年8月30日~10月6日
江戸時代初めの寛永9(1632)年、美濃国(岐阜県)に生まれた円空(1632-95)は、出家後に、像を始めた32歳から立つ64歳までの30年の間、各地を巡錫しながら12万体の像を刻み続けている。本展は、円空後330年を記念し、今も伝え継がれる円空像の中から、関西初公開を多数含む優れた像を厳選して紹介。円空彫像の始まりとされる自らの悟りの境地を追い求めた<上求菩提>と、晩年の庶民を仏の道へ救済をめざした<下化衆生>で構成し、円空の信仰と布教の変遷を辿る。
《奥田元宋・小由女美術館(広島県三次市)》
☆円空展 330年の祈り 2025年11月13日~2026年1月13日
江戸時代初めの寛永9(1632)年、美濃国(岐阜県)に生まれた円空は、出家後に、像を作りはじめた32歳から、元禄8(1695)年に64歳で亡くなるまでの30年余りの間に、日本各地を巡錫しながら12万体の像を彫り遺したとされている。現在確認されているだけでも、実に5400余体にも上る。本展は、円空没後330年を記念し、今も伝え継がれる円空像の中から、初公開を含む優れた像をおよそ150体で紹介。円空造像のはじまりとされる自らの悟りの境地を追い求めた〈上求菩提(じょうぐぼだい)〉と、後半生の庶民を仏の道へ導き救済をめざした〈下化衆生(げけしゅじょう)〉の二つの世界観で構成し、円空の信仰と布教の変遷を、躍動する鑿使いで表現されたさまざまな祈りのかたちでたどる。
2026年の円空仏展 円空展
2024年の円空仏展 円空展
《あべのハルカス美術館》
☆あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空 ―旅して、彫って、祈って― 2024年2月2日~ 4月7日
修行の旅に生涯を捧げ、人々のために祈りを込めて仏を彫った円空。生涯に12万体の神仏を彫る誓願を立てたといわれ、飛神の剣のようにノミを振るい、神仏を彫り続けた。 謎の多い一生だが、その生きた証として、優しく微笑む観音像、迫力に満ちた護法神像など、今も5千体を超える神仏の像が伝わり、人々に愛されている。 本展では初期から晩年までの代表作により、創造の足跡をたどる。