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ヨコハマトリエンナーレ2020 7月17日開幕 直前会見動画を公開

  • 2020年6月26日
  • 2020年6月26日
  • 美術

 ヨコハマトリエンナーレ2020 「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕を2週間遅らせ、2020年7月17日〜10月11日、横浜市の横浜美術館やプロット48を会場に開かれる。新型コロナウイルス感染症への十分な安全対策を講じた上で開催する。開催を前に、オンラインによる記者会見があった。

 チケットは日時指定の予約制で公式WEBサイトから発売された。一般2000円 、大学・専門学校生1200円 、高校生800円。

 トリエンナーレでは、30以上の国・地域から60人(組)以上のアーティストが、移動の禁止、物流の停止などの事態を乗り越え、展示を実現。 アーティスティックディレクターであるインド人アーティスト集団「ラクス・メディア・コレクティヴ 」を含め、海外からの招聘が困難な中、オンライン・ミーティングを重ねながら、開催に漕ぎ着ける。

 開催を前に、2020年6月22日、ラクス・メディア・コレクティヴ(映像出演)、逢坂恵理子さん(横浜トリエンナーレ組織委員会副委員長)、蔵屋美香さん(横浜トリエンナーレ組織委員会副委員長)が記者会見を開き、「ヨコハマトリエンナーレ2020」の特徴、見どころとなる作品を説明した。

 プレスリリースによると、アーティスティック・ディレクターであるラクス・メディア・コレクティヴは、展示の鍵となる重要な言葉を次のように5点挙げている。

  1.  「独学」自らたくましく学ぶ。
  2.  「発光」学んで得た光を遠くまで投げかける。
  3.  「友情」光の中で友情を育む。
  4.  「ケア」互いを慈しむ。
  5.  「毒」 世界に否応なく存在する毒と共存する。

 会見では、ラクス・メディア・コレクティヴの活動に触れ、主要なアーティストとして、米国シカゴを拠点に活動するニック・ケイヴ、インドのレーヌカ・ラジーヴ、スウェーデン出身のインゲラ・イルマン、英国ロンドンを拠点とするエヴァ・ファブレガスを紹介した。

—記者会見動画—

ラクス・メディア・コレクティヴ ビデオメッセージの日本語訳テキスト

詳細は、トリエンナーレのWEBサイトで。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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