山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 2021年10月7日(木)-14日(木) オンライン開催

山形国際ドキュメンタリー映画祭2021

 17回目を迎える山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 (YIDFF) が2021年10月7~14日、 初めてオンライン映画祭として開かれる。同年8月2日、映画祭の事務局から、 インターナショナル・コンペティション部門、 アジアの新進ドキュメンタリー作家の作品を紹介するアジア千波万波部門のラインナップなどとともに発表された。

  1989年から、山形市内の会場を使い、隔年で開催されている。コロナ禍の中、規模縮小による通常開催を模索したが、現在の感染状況や今後の見通しから、オンライン映画祭という苦渋の選択となった。

 危機的なパンデミック下にも関わらず、インターナショナル・コンペティション部門と、アジア千波万波部門への応募は、 124の国・地域 から、1972本を数えた。

 地元の一般市民を含む選考委員によって厳正な選考を行われ、多彩で骨太なラインアップとなった。 インターナショナル・コンペティションでは15作品、アジア千波万波では18作品を配信する。

 質疑応答やシンポジウム、交流イベントなど、離れた場所でもオンライン上で参加者が同じ時間を共有できるような企画も計画している。

インターナショナル・コンペティション(公式サイト

 1100本を超える応募の中から厳正な審査を経て選ばれた珠玉の15本が紹介される。

●『光の消える前に』 Before the Dying of the Light
モロッコ/2020/70分
監督:アリ・エッサフィ Ali Essafi

●『カマグロガ』 Camagroga
スペイン/2020/111分
監督:アルフォンソ・アマドル Alfonso Amador

●『シティ・ホール(原題)』 City Hall
アメリカ/2020/275分
監督:フレデリック・ワイズマン Frederick Wiseman

●『最初の54年間––軍事占領の簡易マニュアル』 
The First 54 Years–An Abbreviated Manual for Military Occupation
フランス/2021/108分
監督:アヴィ・モグラビ Avi Mograbi

●『彼女の名前はエウローペーだった』 Her Name Was Europa
ドイツ/2020/76分
監督:アニア・ドルニーデン、フアン・ダビド・ゴンサレス・モンロイ Anja Dornieden, Juan David Gonzalez Monroy

●『理大囲城』 Inside the Red Brick Wall
香港/2020/88分
監督:香港ドキュメンタリー映画工作者 Hong Kong Documentary Filmmakers

●『ミゲルの戦争』 Miguel’s War
レバノン、スペイン、ドイツ/2021/128分
監督:エリアーン・ラヘブ Eliane Raheb

●『ナイト・ショット』 Night Shot
チリ/2019/80分
監督:カロリーナ・モスコソ・ブリセーニョ Carolina Moscoso Briceno

●『ノットゥルノ(原題)』 Notturno
イタリア、ドイツ、フランス/2020/100分
監督:ジャンフランコ・ロージ Gianfranco Rosi

●『核家族』 Nuclear Family
アメリカ、シンガポール/2021/93分
監督:エリン・ウィルカーソン、トラヴィス・ウィルカーソン Erin Wilkerson, Travis Wilkerson

●『ヌード・アット・ハート』 Nude at Heart
日本、フランス、アメリカ/2021/110分
監督:奥谷洋一郎 Okutani Yoichiro

●『自画像:47KMのおとぎ話』 Self-Portrait: Fairy Tale in 47KM
中国/2021/109分
監督:章梦奇(ジャン・モンチー) Zhang Mengqi

●『スープとイデオロギー』 Soup and Ideology
日本、韓国/2021/118分
監督:ヤン ヨンヒ Yang Yonghi

●『私を見守って』 Watch Over Me
スイス、ドイツ、インド/2020/92分
監督:ファリーダ・パチャ Farida Pacha

●『発見の年』 The Year of the Discovery
スペイン/2020/200分
監督:ルイス・ロペス・カラスコ Luis Lopez Carrasco

アジア千波万波(公式サイト

●『午後の景色』 Afternoon Landscape
韓国 / 2020 / 73分
監督:ソン・グヨン Sohn Koo-yong

●『蟻の蠢(うごめ)き』 Ants Dynamics
中国 / 2019 / 114分
監督:徐若涛(シュー・ルオタオ)、王楚禹(ワン・チューユー) Xu Ruotao, Wang Chuyu

●『言語の向こうにあるもの』 Beyond the Language
フランス、日本 / 2019 / 97分
監督:ニシノマドカ Nishino Madoka

●『心の破片』 Broken
ミャンマー / 2021 / 13分
監督:ナンキンサンウィン Nan Khin San Win

●『駆け込み宿』 Dorm
台湾 / 2021 / 54分
監督:蘇育賢(スー・ユーシェン) So Yo-hen

●『エントロピー』 Entropy
ポーランド / 2021 / 10分
監督:張猷嵩(チャン・ヨウソン) Chan Yu-sung

●『怖れと愛の狭間で』 Fear (less) and Dear
香港 / 2020 / 106分
監督:麦海珊(アンソン・マク) Anson Mak

●『炭鉱たそがれ』 Home In the Mine
中国 / 2021 / 108分
監督:陳俊華(チェン・ジュンホア) Chen Junhua

●『それは竜のお話』 It’s Just Another Dragon
レバノン、ハンガリー、ベルギー、ポルトガル / 2020 / 16分
監督:テイモア・ブールス Taymour Boulos

●『リトル・パレスティナ』 Little Palestine, Diary of a Siege
レバノン、フランス、カタール / 2021 / 89分
監督:アブダッラー・アル=ハティーブ Abdallah Al-Khatib

●『異国での生活から』 The Lucky Woman
台湾 / 2020 / 87分
監督:曾文珍(ツォン・ウェンチェン) Tseng Wen-chen

●『ルオルオの怖れ』 Luo Luo’s Fear
中国 / 2020 / 84分
監督:洛洛(ルオ・ルオ) Luo Luo

●『メークアップ・アーティスト』 Makeup Artist
イラン / 2021 / 76分
監督:ジャファール・ナジャフィ Jafar Najafi

●『東北おんばのうた - つなみの浜辺で』 Songs Still Sung: Voices from the Tsunami Shores
日本 / 2020 / 80分
監督:鈴木余位 Suzuki Yoi

●『沈黙の情景』 The Still Side
メキシコ、フィリピン、アルゼンチン / 2021 / 70分
監督:ミコ・レベレザ、カロリナ・フシリエル Miko Revereza, Carolina Fusilier

●『夜明けに向かって』 This Stained Dawn
パキスタン、カナダ / 2021 / 89分
監督:アナム・アッバス Anam Abbas

●『ベナジルに捧げる3つの歌』 Three Songs for Benazir
アフガニスタン / 2021 / 22分
監督:グリスタン・ミルザイ、エリザベス・ミルザイ Gulistan Mirzaei, Elizabeth Mirzaei

●『燃え上がる記者たち』 Writing With Fire
インド / 2021 / 93分
監督:スシュミト・ゴーシュ、リントゥ・トーマス Sushmit Ghosh, Rintu Thomas

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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