年末回顧2021―美術

識者が選ぶベスト展覧会

 2021年の年末を迎え、新聞各紙で「美術」分野の年末回顧記事が出そろった。その中から、識者が挙げた2021年の注目展覧会を紹介する。まだ見られる展覧会がかなりある。

朝日新聞

岡部あおみさん(美術評論家)

ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?(神奈川・ポーラ美術館)

ホー・ツーニェン 百鬼夜行(愛知・豊田市美術館)

Viva Video! 久保田成子展(大阪・国立国際美術館、東京都現代美術館)

高階秀爾さん(美術史家・美術評論家)

・宇佐美圭司 よみがえる画家(東京大学教養学部・駒場博物館)

・地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ(東京・ヨックモックミュージアム)

・木組 分解してみました(東京・国立科学博物館)

山下裕二さん(美術史家)

・GENKYO 横尾忠則(愛知県美術館、東京都現代美術館ほか)

M式『海の幸』—森村泰昌 ワタシガタリの神話(東京・アーティゾン美術館)

・鈴木其一・夏秋渓流図屏風(東京・根津美術館)

毎日新聞

高階秀爾さん(美術評論家・大原美術館館長)

①没後70年 吉田博展(三重・パラミタミュージアムほか)

②ミネアポリス美術館 日本絵画の名品(東京・サントリー美術館ほか)

③隈研吾展(東京国立近代美術館ほか)

中村史子さん(愛知県美術館学芸員)

Viva Video! 久保田成子展(東京都現代美術館、新潟県立近代美術館ほか)

Reborn-Art Festival 2021-22(宮城・石巻市街地ほか)

柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年(東京国立近代美術館)

読売新聞

建畠晢さん(多摩美術大学長、埼玉県立近代美術館館長)

アナザーエナジー展(東京・森美術館)

・GENKYO 横尾忠則(愛知県美術館、東京都現代美術館ほか)

ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?(神奈川・ポーラ美術館)

・物語る 遠藤彰子展(神奈川・平塚市美術館)

椹木野衣さん(美術批評家、多摩美術大教授)

・梅田哲也 イン 別府(大分・別府市内各所)

・千葉正也個展(東京オペラシティアートギャラリー)

・白川昌生展 ここが地獄か、極楽か。(埼玉・原爆の図丸木美術館)

佐藤雅晴 尾行—存在の不在 / 不在の存在(大分県立美術館、茨城・水戸芸術館現代美術ギャラリー)

蔦谷典子さん(島根県立美術館主任学芸員)

・大・タイガー立石展(千葉市美術館ほか)

・「『写真の都』物語—名古屋写真運動史:1911-1972—」(名古屋市美術館)

・瀬戸正人 記憶の地図(東京都写真美術館ほか)

・和巧絶佳(京都・アサヒビール大山崎山荘美術館ほか)

訃報

 各紙とも、亡くなられた方についても紹介した。2021年の訃報記事はこちら

その他

 日本経済新聞はピピロッティ・リスト展、朝日新聞は2つのバンクシー展「表現の不自由展・その後」にも触れていた。

2020年、2019年の回顧記事

 「年末回顧2020―美術・写真」「年末回顧2019—美術」も参照。

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>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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