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劇団チョコレートケーキが映像配信公演 新作「無畏(むい)」松井石根の最後の日々を描く

 現代史をテーマにした骨太な脚本、極限的な状況下での人間に肉薄する舞台 で高く評価されている 劇団チョコレートケーキ(東京)が、日中の絆を深めることに生涯をかけた陸軍大将、松井石根(1878〜1948年)の最後の日々を描く新作「無畏(むい)」を、東京・下北沢の駅前劇場での公演(2020年7月31日〜8月10日)とともに、8月5〜10日、YouTubeでの映像配信公演をする。  YouTube配信では、客席からの5台のカメラで収録した「スタンダード版」と、ボディカメラを装着した俳優視点の映像「アクターカメラ版」の2種類を鑑賞できる。

 脚本は、古川健さん、演出は、日澤雄介さん。

 松井石根は、現在の名古屋市中村区牧野町生まれ。日中提携によるアジア保全を唱えた明治の先覚者で、松井の郷里の先輩でもある荒尾精(現在の名古屋市西区枇杷島生まれ)の信奉者として、「日中提携」「アジア保全」の運動に生涯をかけた。アジアの平和を実現するという大義を掲げて南京まで兵を率い、戦後、「南京大虐殺」の司令官として、処刑台へと歩んでいく・・・。舞台は、そんな男の最後の日々を追う。

 無畏とは、松井石根が好んだ言葉。本来は、何も恐れず、仏法を説く態度をさすが、松井は、辞世の句で「死を恐れない」という意味で使った。

  劇団は2000年、駒沢大のOBを中心に結成。 史実を題材に人間を洞察した古川健さんの劇作と、硬質なセリフ表現の中に多角的な人間像を凝縮させる日澤雄介さんの緻密な演出で、歴史のうねりに翻弄される個人の生きざまに迫る。緊迫した物語が高密度な舞台を生み、歴史を通して現代を再発見できるエンターテインメントとして評価される。

2014年には、大正天皇の一代記を描いた「治天ノ君」で、読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞。15年には、紀伊国屋演劇賞団体賞も受けた。

駅前劇場での公演は予約枚数に達し、受け付けを停止した。詳細は、こちら

YouTube映像配信公演は、日時指定で3000円。事前収録した映像を、8月5〜10日のそれぞれで、午後7時から視聴できる。見逃し配信時間があり、スタンダード版、アクターカメラ版とも見られる。

映像配信の詳細は、こちら

配信用予約サイトは、こちら

古川健さんの戯曲集が出ていたので紹介します。

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