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スターダンサーズ・バレエ団 リラックスパフォーマンス 『白鳥の湖 』& 『迷子の青虫さん 』中止 愛知県芸術劇場

ハンディキャップの有無に関わらず舞台を楽しんでもらおうと、 名古屋・栄の愛知県芸術劇場大ホールで3月21日午後3時から開催が予定されていたスターダンサーズ・バレエ団「リラックスパフォーマンス 『 白鳥の湖』 & 『 迷子の青虫さん 』 」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、中止となった。 リラックスパフォーマンス (以下RP)の「 白鳥の湖」 &「 迷子の青虫さん 」は文化庁、公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団、同劇場の主催。

RPは、自閉症やADHD、支えを必要とする人や劇場での鑑賞に不安がある人、鑑賞が初めての人のために考案された公演の形態。上演中に、会場内の音のボリュームに配慮があり、照明も真っ暗にしない。上演中のロビーでの休憩も自由であるなど、リラックスして鑑賞できる環境を整える。多少の話 し 声や移動を受け入れ 、リラックスできる雰囲気をつくる、客席の一部に配慮の必要な方が優先的に座れる エリアを設置する、上演前にマイム(バレエの手振り)などを解説する――などの心配りもある。

  RPは、英国のスコティッシュ・バレエ団やナショナル・シアターなどが いち早く 取り入 れ、海外の主要なバレエ団、劇場等を中心に広がっている。 愛知県芸術劇場も、公演を通じて、より多くの人が劇場で鑑賞できるよう、機会の拡充を図ると共に、共生社会の実現のための芸術文化活動を進めている。

  スターダンサーズ・バレエ団は、 2018年から RPをスタート。昨年は彩の国さいたま 芸術劇場、東海市芸術劇場で開催。今回上演される『白鳥の湖』は約 3時間におよ ぶ全 4幕を 45分の全 1幕に凝縮。解説付きで、 初めての 人 も短時間でバレエの名作が楽しめる。一方、『迷子の青虫さん』は、作曲家のすぎやまこういちさんが、高校 3年の時に作曲した子 ども のためのバレエ曲を基に 、 スターダンサーズ ・バ レエ団が製作したオリジナル作品。個性豊かな虫たちなど が繰り広げる小さな出来事を描いた新感覚のバレエだ。
 全席指定で大人 4,000円 、子ども 2,000円( 4歳~高校生)。詳細は、愛知県芸術劇場のWEBサイト特設WEBサイトで。 チケットは愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス、愛知芸術文化 センタープレイガイドなどで。

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伝えること、文化芸術とメディアについて

1980年代から、名古屋、東京、関西で文化芸術を見てきた。新聞文化面、専門雑誌、「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、自ら新聞文化欄を編集、美術、映画、演劇などの記事を書いてきた。2000年代に入ると芸術批評誌を立ち上げ、2019年にはWEBメディアを始めた。文化芸術とメディアの関係、その歴史的展開、メディアリテラシー、課題と可能性、レビューや伝わる文章の書き方、WEBメディアの意義、構築方法について、若い世代に伝えたいと考えています。

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