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東京国立博物館などが平常展の観覧料金を4月から値上げ

 国立文化財機構のWEBサイトによると、東京、京都、奈良、九州の国立博物館などが平常展の観覧料を2020年4月から値上げする。詳細は、 同機構のWEBサイト ( 東京京都奈良九州の各博物館)で。 また、「美術手帖」(WEB)は、2月2日にインサイト記事「過去30年で3倍に。国立博物館の値上げは是か非か」を掲載した。
 2020年2月13日の読売新聞、1月30日の朝日新聞デジタルなどによると、来館者の急増に対応するための運営費や施設拡充費の確保が狙い。現在は、ランニングコストをまかなえない上、施設維持費や文化財の修理・活用の費用がかさむ中で、文化財保存の使命を圧迫しているという。
 読売新聞は、大幅値上げによる教育の機会均等への影響など、専門家が危惧する声を紹介している。
 平常展の観覧料は、東京国立博物館が380円アップの1000円、 京都と奈良が180円アップの700円。高校生以下とシニアの無料は続ける。 大学生は90円の値上げとなる。
 読売新聞によると、訪日外国人の増加もあって、東京国立博物館の平常展「総合文化展」の入場者は、 2010年度の約37万人から、18年度は99万人に増えた。
 世界では、英語圏で博物館の無償化が教育の機会均等や階層間の格差是正とリンクしていることから、専門家からは、低所得者層の足が博物館から遠のき、教育格差が生じることを懸念する意見、他の国立・公立博物館の追随を心配する声などが上がっている。

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