名古屋・今池の名古屋シネマテークで2020年2月1〜26日、2019年の上映作品のうち、リクエストの多かった9作品が再映される。
上映日程は次の通り。
ハード・デイズ・ナイト A Hard Day’s Night
2月1〜7日15:40
人気絶頂のザ・ビートルズの日常を寓話とセミドキュメントでR・レスター監督が描いた名作。87分。
宮本から君へ
2月1〜7日19:30
新井英樹の人気漫画を原作に、熱血主人公・池松壮亮、ヒロイン・蒼井優で映画化。松山ケンイチ、ピエール瀧、井浦新の配役も魅力。129分。
主戦場
2月8〜14日10:50
従軍慰安婦問題についての視点と論点を小気味よく反証させ合う122分。
サタンタンゴ
2月15、17、18日11:40
世界の崩壊と救世主到来、抑圧と搾取などのモチーフを描き続ける鬼才、タル・ベーラ監督の神話的傑作。438分。
象は静かに座っている
2月16、19〜21日13:20
現代中国の寂れた地方都市を舞台に、生きづらい4人の物語を最初で最後の映画として、フー・ボー監督が描く234分。
帰れない二人
2月16、19〜21日17:30
21世紀初頭の17年間の中国の激動を、ヤクザものの男と彼を愛する女を軸に、ジャ・ジャンクー監督が、これまでの作品を集大成するかのようにダイナミックに描いた135分。
典座 —Tenzo—
2月22、27、28日14:30
「サウダーヂ」「バンコクナイツ」の空族・富田克也監督による作品。仏教をテーマにしつつ、汎アジア的なイメージでこれまでの空族作品とも通底する。あいちトリエンナーレでも紹介された62分。
解放区
2月22〜28日16:20
ドキュメンタリースタイルのドラマで、大阪西成の姿を写しとり、表現に関する大阪市との見解の相違で、映画存続が危ぶまれ、助成金への議論が広がった問題作。122分。
ずぶぬれて犬ころ
2月23〜26日14:30
自由律俳句の住宅顕信の夭折の生涯と、いじめにあう中学生を対比して描く。100分。