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名古屋の芸術家支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」5月25日から募集

 名古屋市が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、活動の機会が減ったアーティストを支援する「ナゴヤ・アーティスト・エイド」事業の募集受け付けを2020年5月25日から始める。市が作る特設WEBサイトで映像作品を発表した芸術関係者に1人10万円を助成する。団体の場合は、構成員1人当たり10万円で上限は50万円。6月中にも作品をWEBで公開する。募集上限は900人で、受付は先着順。6月15日までが受け付け期間だが、定員に達した段階で、募集を中止する場合がある。

 アーティスト支援を図るとともに、コロナの影響が続く中、その作品をファンなどに自宅で楽しんでもらおうと、独自の支援策を決定。2020年5月12日の中日新聞(WEB)などによると、対象は、市内在住か、市内を拠点に活動する個人、または団体。音楽や演劇、舞踊、絵画、写真、伝統芸能などの分野で、アーティスト活動を1年以上続け、生計を立てていることが条件となる。趣味として文化芸術活動を行っている場合は、支給対象にならない。文化芸術活動で対価を得ていて、主にその収入で生計を維持していることが必要だ。プロかどうかは、活動実績で判断される。

 映像は5~15分程度で、内容は、作品や活動、制作風景、解説を撮影したものを想定している。財源は市文化基金を充て、1億円ほどの支出を見込むという。

 詳細と、企画書・申請書のダウンロードは、名古屋市のWEBサイトから。郵送先とメールアドレスは、5月25日午前9時に名古屋市のWEBサイトで公開される。2020年5月23日の中日新聞によると、採用結果は、提出から1、2週間ほどで通知される。

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執筆者

S.INOUE

S.INOUE

1964年、名古屋市生まれ。大学時代に演劇に熱中し、現代美術や小劇場演劇、映画などを見始める。89年、新聞記者になり、美術、演劇、映画などを担当。2002年10月、名古屋で芸術批評誌REARを有志で立ち上げ、2011年頃まで編集・執筆。現在も時々、執筆している。2019年6月、WEBサイトOutermostNAGOYAをスタート。ライター、ジャーナリストとしての活動のほか、アートをテーマにオウンドメディアの可能性を追究している。投稿一覧へ

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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