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三谷幸喜作・演出の「大地」(東京・パルコ劇場)ライブ配信

三谷幸喜作・演出の「大地」(東京・パルコ劇場)ライブ配信

 2020年7月1日に東京・パルコ劇場で初日を迎えた人気劇作家、三谷幸喜作さん作・演出の新作「大地」(東京公演 は、7月1日〜8月8日。大阪に巡演)が、座席を半減させた実演舞台のほかに、8月2日まで週末にライブ配信されている。配信チケット料金は、3,000円(税込)。予約は、イープラスのWEBサイト。公式サイトは、こちら

日本経済新聞夕刊2020年7月14日(WEB)によると、「大地」のチケットは、コロナ禍の前に完売したものの、感染症対策のため払い戻し、約半分を再販売したことから、見られなくなった観客が出た。ライブ配信は、その観客のためと減収分を補う狙いがあったが、劇場公演なら1万2,000円の舞台が4分の1で見られる。パルコ劇場は7台ものカメラで撮影し、生配信するという。

 出演は、大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長。

 ある共産主義国家の強制収容所に、独裁政権によって反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容され、監視の下、広大な荒野を耕して農場を作り、家畜の世話をしていた。過酷な生活の中で、なにより彼らを苦しめたのは、「演じる」行為を禁じられたことだった。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇である。

Social Distancing Version

 「Social Distancing Version」と題し、舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、俳優同士は常に距離を取って演技する。それによる不都合を不都合に終わらせず、豊かな演劇表現に昇華させるという挑戦でもある。

2020年7月11日の日経新聞(WEB)によると、舞台そのものが、新型コロナウイルス感染症への対策を内包し、舞台装置は、隙間だらけの板の壁で囲まれた。舞台上の8部屋にも壁はない。風通しのいい空間で、役者たちが制約を逆手に互いの距離に注意を払うなど、ソーシャル・ディスタンスを意識しながら、演じている興味深い舞台だ。

詳細・予約は、イープラスのWEBサイト

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