三沢厚彦  ANIMALS 2021 in TOYOHASHI 豊橋市美術博物館 8月29日まで

三沢厚彦  ANIMALS 2021 in TOYOHASHI

「三沢厚彦 ANIMALS 2021 in TOYOHASHI」展が2021年7月17日〜8月29日、愛知・豊橋市美術博物館で開かれている。

 立体作品を中心に、平面作品や、作者の原点となる初期作品なども含め、約130点を一堂に紹介する。

 三沢厚彦さん(1961年生まれ)は、クスノキを主材とする動物の彫刻「ANIMALS」で知られる。

 ほぼ実物大で表現されるアニマルたちは、動物の形態を再現したものではなく、作者の中にある動物のイメージを造形化した作品。ウサギ、鳥、ヤモリ、イヌなど身近な動物から、クマ、ライオン、ゾウ、キリンなど大型の動物、あるいは、ニコーンやフェニックスなど空想上の生物に至るまで、多種多様なアニマルが手がけられてきた。

 木肌に施されたノミ跡が手触りとぬくもりを伝え、ユーモラスでありながら人間に媚びることのない表情が、私たちを強く惹きつける。

 豊橋市美術博物館では、増築した北庭エリアに三沢さんのウサギをモチーフとする3点を設置している。

概要

会期:2021年7月17日(土)~8月29日(日)
開館時間:9:00-17:00(入場16 :30まで) 
休館日:月曜休館(8月9日は開館し、翌10日は休館)
観覧料:一般・大学生1200(1000)円、小中高生600(400円)
( )内は前売りまたは20人以上の団体料金。

展示構成

4つのセクション

第1会場 作者が数多く手がけてきたクマたちが出迎える。
第2会場 ゾウやキリンなど多種多様な動物が集う。
第3会場 初期と現在の作品が交錯する。
第4会場 ホワイトアニマルから空想動物へ展開。

 アトリエコーナーも交え、木彫のほかブロンズやセラミックなど立体約80点、ドローイングや油彩など平面約50点を展示する。

新作キメラの迫力

 三沢さんは、2007年のユニコーンを皮切りに、フェニックス、麒麟などの空想動物にも取り組んでいる。

 中でも、1年以上を費やし、昨年完成させたキメラ(ヒョウの身体に獅子のたてがみ、大きな翼と蛇の尾をあわせ持つギリシャ神話に登場する怪物)は圧巻の迫力。背には、疫病除けのシンボル・アマビエも彫られている。

アーティスト・トーク 配信

 閉館後の美術博物館で行うスペシャルトーク。作家と一緒に会場を巡る。日時は8月7日(土) 17:30〜18:30、定員は20人。7月20日まで往復ハガキで受け付け、抽選。詳細はこちら

 トークの様子は8月29日までYouTubeで配信予定。

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伝えること、文化芸術とメディアについて

1980年代から、名古屋、東京、関西で文化芸術を見てきた。新聞文化面、専門雑誌、「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、自ら新聞文化欄を編集、美術、映画、演劇などの記事を書いてきた。2000年代に入ると芸術批評誌を立ち上げ、2019年にはWEBメディアを始めた。文化芸術とメディアの関係、その歴史的展開、メディアリテラシー、課題と可能性、レビューや伝わる文章の書き方、WEBメディアの意義、構築方法について、若い世代に伝えたいと考えています。

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