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「京都芸術大」←「京都造形芸術大」 京都市立芸術大の名称使用差し止め裁判 判決は棄却

 2020年8月27日の京都新聞(WEB)などによると、同年4月に京都造形芸術大から校名を「京都芸術大学」(京都市左京区)に変更した学校法人瓜生山学園に、京都市立芸術大(西京区)が名称の使用差し止めを求めた訴訟の判決が27日に大阪地裁であり、市立芸大側の請求を棄却した。

 同紙などによると、京都造形芸術大は2021年の開学30周年を前に校名変更を決め、 昨年8月に文部科学省に届け出た。 文科省が受理したことから、2020年4月から「京都芸術大」の校名を使っている。

 京都市立芸術大は、 1880年に開学した日本初の公立の絵画専門学校が前身で、1969年から現在の校名を使っている。

  同紙や朝日、日経、毎日、産経新聞などによると、 京都市立芸術大は、 「京都芸術大」の名称は不正競争防止法上の著名表示に当たると主張。校名を変更されたら、略称が市立芸術大と同様の「京都芸大」や「京芸」となるなど、紛らわしく混乱を招くと反対していた。
 2019年9月に使用差し止めを求め、大阪地裁に提訴。 2020年8月には、校名を商標登録し、「京都芸術大」の名称使用が商標権侵害に当たるとして、名称の使用差し止めを求める仮処分も大阪地裁に申し立てた。

 判決では、 「京都市立芸術大学」のうち「京都」「芸術」「大学」は大学の名称としてはありふれた言葉で、 「京都市立芸術大」と「京都芸術大」が併存しても、設置主体を表す「市立」という特徴的な部分で識別できるなどとした。

 また、 「京都市立芸術大」や「京都芸術大」「京芸」などの知名度が争点の1つとなったが、 原告の大学名は、不正競争防止法で保護される全国的に著名なものとはいえないとした。

 

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