博物館の定義とは? ICOM京都大会で将来像巡り議論

 2019年9月12日の読売新聞朝刊によると、京都市で1〜7日に開かれた「第25回国際博物館会議(ICOM)」で、時代と社会の変化に即した博物館の定義が議論された。現在のICOMの規約では、博物館は「人類の遺産と環境を教育、研究、楽しみのために収集、保存、調査、普及、展示する」施設と定義されている。これに対し、前回の2016年イタリア・ミラノ大会で見直しが提起され、今回、規約改正を巡って議論が熱を帯びた。詳細は読売新聞のweb
 博物館の定義の見直しが議題になる背景は、さまざまな社会問題に博物館が積極的な役割を果たすべきではないか、博物館はもっと社会とつながるべきではないか、などという考え方が出てきたこと。博物館の定義に「批判的対話のため、多様な声に耳を傾ける包括的な空間」「全ての人に遺産への権利とその利用を等しく保障する」などの文言を盛り込むか否かが議論された。豪州の移民博物館の元館長からは、移民や女性の声が埋もれてきたとして、批判的対話を恐れない多様性が必要だという意見があった。また、ケニア国立博物館の元館長からは、植民地支配を受けた国から文化遺産が持ち出された問題が指摘された。
 議論が不十分として、総会で定義の見直しは先送りされたが、決議文では、時代や国を超えた交流の中心となるカルチュラル・ハブ(文化の結節点)としての役割などが盛り込まれた。

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伝えること、文化芸術とメディアについて

1980年代から、名古屋、東京、関西で文化芸術を見てきた。新聞文化面、専門雑誌、「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、自ら新聞文化欄を編集、美術、映画、演劇などの記事を書いてきた。2000年代に入ると芸術批評誌を立ち上げ、2019年にはWEBメディアを始めた。文化芸術とメディアの関係、その歴史的展開、メディアリテラシー、課題と可能性、レビューや伝わる文章の書き方、WEBメディアの意義、構築方法について、若い世代に伝えたいと考えています。

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