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ひろしまトリエンナーレが開催中止に

ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO のWEBサイトによると、今年9月12日から11月15日まで開催を予定していた「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」を中止すると、ひろしまトリエンナーレ実行委員会が決定した。新型コロナウイルスの感染拡大で、収束の見通しが立たない状況があり、来場者やアーティストなどに感染リスクがあることを考慮したとしている。2020年4月10日の朝日新聞夕刊(WEB)によると、ひろしまトリエンナーレは、広島県や、三原市、尾道市、福山市、地元美術館、経済・観光団体などでつくる実行委が主催。実行委事務局の県は10日朝、実行委の会員に書面で中止を提案、全会員が中止を承諾したという。県は、滞在型創作活動などの準備が進まないことや、誘客促進が難しいことを中止に挙げた。
  2020年4月9日の朝日新聞(WEB)によると、ひろしまトリエンナーレを統括する総合ディレクターだった中尾浩治さんが3月末で辞任。事前に外部委員会が展示内容を確認するという県の方針に抗議したが、受け入れられなかったのが理由だった。
 10日の朝日新聞によると、県は、中止はあくまで、新型コロナウイルスの感染拡大が理由で、中尾さんの辞任などの経緯は関係ないとしている。
 中尾さんは9日に広島市内で開いた記者会見で、表現の自由が脅かされ、(芸術の基本理念よりも)観光や経済を最優先にするという趣旨が明確になったなどと述べた。中尾さんは、全体の7~8割にあたる約30人のアーティストが県の方針に反対し、出展を取りやめると述べた。
 同紙によると、県が2月に、外部委を設けて展示内容を事前に確認する方針を表明し、美術評論家連盟が「公然たる検閲」と指摘するなど批判が高まっていた。中尾さんは、広島県尾道市出身。医療機器メーカー、テルモの会長を経て、現在は、合同会社「アート・マネジメント・しまなみ」代表として、芸術振興に取り組んでいるという。

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