長期休館中の名古屋市美術館 1月5日から展示を再開

名古屋市美術館 1月5日から展示再開

 名古屋市美術館のWEBサイトによると、新型コロナウイルス感染防止対策や、屋内外の改修工事のため、2020年3月2日から長期休館している名古屋市美術館が2021年1月5日、展示を再開する。延期していた常設展や特別展を開催する予定。

 再開後は、美術館の魅力を存分に知ってもらおうと、所蔵作品を中心とした常設展「名品コレクション展 Ⅰ」を開催。会期を前期(1月5日~2月3日)、後期(2月6日~3月14日)に分け、一部展示替えをして紹介する。

 シャガールの版画《死せる魂》をはじめ、藤田嗣治、北川民次、荻須高徳などの多彩な作品を紹介。地元出身で、世界的な現代美術作家として活躍した荒川修作の特集も予定している。

 続いて、2月6日からは、特別展「『写真の都』物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972 ―」を開催する。

 3月25日から6月6日までは、特別展「アートとめぐる はるの旅」を開く。

「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972 ―

 会期は、2021年2月6日~3月28日。

 本展では、写真家たちがそれぞれの時代や社会の中で、同時代の思潮を反映しながら展開した表現活動を「運動」ととらえ、その軌跡をたどる。

 近代名古屋の写真表現は、1920年代に日本のピクトリアリズム(絵画主義的写真)を牽引した〈愛友写真倶楽部〉の活動に始まる。1930年代末には「前衛写真」と呼ばれた名古屋発の表現が全国を席巻した。

 戦後は、リアリズム運動と主観主義運動がしのぎを削ったが、やがて、東松照明が組織した中部学生写真連盟などによって、若い感性が独自の表現を模索していく‥。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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