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愛知県芸術劇場 中川賢一・野村誠 ピアノ・コンサート「愛と知のメシアン!!」

「愛と知のメシアン!!」

 「中川賢一・野村誠 ピアノ・コンサート『愛と知のメシアン!!』」が2021年1月7日午後7時から、名古屋・栄の愛知県芸術劇場 小ホール で開かれる。 新型コロナウイルスの影響で延期になった 2020 年 4 月 12 日の公演が9カ月遅れで実現した。

 フランスの現代音楽の作曲家、オルガン奏者のオリヴィエ・メシアン(1908~1992年)を愛する2人の音楽家、 中川賢一さんと野村誠さんによるラブリーで知的なコンサートである。

  中川さんは、国内外で楽器演奏、指揮、音楽監督など幅広い分野で活躍。野村さんは、作曲家、ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者で、NHK 教育番組の監修や第 1 回アサヒビール芸術賞受賞の実績を持つ。

 メシアン関連の約10曲が演奏される。
 第1部は、 国内各地でメシアンをテーマにした演奏会に出演してきたメシアン演奏のスペシャリスト、中川賢一さんが担当。メシアンの特徴的な曲に、メシアンから影響を受けた作曲家の作品を加え、解説付きで紹介する。

 第2部は、 メシアンに多大な影響を受けたという野村誠さんも参加し、中川さんと野村さんのピアノデュオとなる 。野村さんが メシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」から着想を得て作曲した「オリヴィエ・メシアンに注ぐ20のまなざし」を披露するなど、2人のユーモアあふれる試みが展開する。

中川賢一

日 時|会 場|入場料金|

・2021 年 1 月 7 日(木)19:00 開演(18:45 開場)
・愛知県芸術劇場 小ホール
・全席自由 一般3,000 円、U25 1,000 円

曲目(予定)

  • オリヴィエ・メシアン:『前奏曲集』より「鳩」
  • オリヴィエ・メシアン:『幼子イエスに注ぐ20のまなざし』より
     第10曲「喜びの精霊のまなざし」
     第15曲「幼子イエスの口づけ」
  • 武満徹:『雨の樹Ⅱ オリヴィエ・メシアンの追憶に』
  • ジョナサン・ハーヴェイ:『メシアンの墓』
  • クロード・ドビュッシー:『前奏曲集第2巻』より第2曲「枯葉」
  • 野村誠:『オリヴィエ・メシアンに注ぐ20のまなざし』
    1. 異国の鳥とインドの古文書のまなざし
    2. 音価と強度のまなざし
    3. 逆行不能な鐘のまなざし
    4. ギリシアの詩と俳諧のまなざし
    5. 時の終わりと瞬間の時間のまなざし
    6. 喜びのジャズと雅楽のまなざし
    7. 移調の限られた銀杏のまなざし
    8. 火の島とガムランのまなざし
  • 野村誠:『メシアン・ゲーム』(委嘱新曲)
  • オリヴィエ・メシアン:『アーメンの幻影』より
     第5曲「天使と聖人と鳥の歌のアーメン」
     第6曲「審判のアーメン」
     第7曲「成就のアーメン」
野村誠

チケット

愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス

愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)

☎ 052-972-0430
平日10:00〜19:00、土日祝は18:00 まで。 月曜定休。祝休日の場合は翌平日が休み。

プロフィール

中川賢一

 桐朋学園音楽学部ピアノ専攻卒業。同時に指揮も学ぶ。
 卒業後に渡欧し、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科を首席修了。在学中、フォルテピアノ、チェンバロも習得した。
 1997年、オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。国内及びヨーロッパなど、さまざまな音楽祭に出演。
 NHK-FM、NHK-BS、NHKクラシック倶楽部などにも多数出演し、新作初演も多い。
 ダンスと音楽など他分野とのコラボレーションにも挑戦。ピアノ演奏とトークを交えたアナリーゼ等を展開する。
 O.メシアンピアノ曲全曲演奏会を毎年開催。
 愛知県芸術劇場では、2013年「プリペアド・ピアノ ワークショップとコンサート・ケージ『ソナタとインターリュード』」、2015年「フェラーリのピアノ曲を堪能する」などに出演。
 現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者。お茶の水女子大学、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。http://www.nakagawakenichi.jp

野村 誠

 名古屋市生まれ。京都大学在学中の1990年にコンサート「時の終わりのために」をプロデュースし、メシアン、サティ、一柳などを演奏。92年、メシアンの追悼曲「月から来た男」をpou-fou「Bird Chase」に収録した。
 主な活動に、鍵盤ハーモニカの現代音楽コンサート、アリクイやシシオザルと共演する「動物との音楽」、演劇、ダンス、音楽、マネジメントが交差する「門限ズ」、相撲を聞く「相撲聞芸術」、調律師とのコラボ「ピアノの本音」、東南アジアでの原発に共同作曲する「魚も核武装する」、香港の知的障害者施設でのレジデンス、日英共同の音楽劇「Whaletone Opera」、NHKの音楽番組「あいのて」の監修/出演、瓦を演奏する「瓦の音楽」など。
 著書に、「音楽の未来を作曲する」(晶文社)ほか。
 アサヒビール芸術賞受賞。日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクタ-。http://www.makotonomura.net/

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伝えること、文化芸術とメディアについて

1980年代から、名古屋、東京、関西で文化芸術を見てきた。新聞文化面、専門雑誌、「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、自ら新聞文化欄を編集、美術、映画、演劇などの記事を書いてきた。2000年代に入ると芸術批評誌を立ち上げ、2019年にはWEBメディアを始めた。文化芸術とメディアの関係、その歴史的展開、メディアリテラシー、課題と可能性、レビューや伝わる文章の書き方、WEBメディアの意義、構築方法について、若い世代に伝えたいと考えています。

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