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愛知県芸術劇場が2020年度自主事業を発表

 地点×空間現代「グッド・バイ」©️片山達貴

 愛知県芸術劇場が、2020年度の自主事業ラインナップを発表した。初登場となる新国立劇場バレエ団は大ホールで「不思議の国のアリス」を上演。愛知県出身でプリンシパルを務める米沢唯が出演する。夏のファミリー・プログラムでは、日生劇場ファミリーフェスティヴァル2020の物語付きクラシックコンサートを8月20日に開催。ノルウェーのダンス・カンパニーは7月26日〜8月22日、アンデルセン童話を下敷きにしたパフォーマンス公演「えんどうまめとおひめさま」の県内ツアーを展開する。
 ミニセレでは、4月に同劇場初の芸術監督となる勅使川原三郎さんの就任記念の3公演がある。勅使川原さんは、ダンサー、振付家、演出家として国際的に活躍。国内外で高い評価を受けている。
 2020年度事業の詳細は、愛知県芸術劇場のwebサイト

勅使川原三郎
勅使川原三郎 ©️Norifumi Inagaki

 勅使川原さんによる3公演のうち、第1弾は、7月17〜19日に、ドストエフスキーの同名小説を下敷きに、人間の奥底に潜む愛や葛藤、欲望など深い精神世界をダンスで表現する「白痴」を上演。12月4〜6日には、言葉と音楽、ダンスをテーマに2018年、東京のシアターXで初演され、話題を呼んだ「調べ—笙とダンスによる」を披露する。共演の宮田まゆみ(笙)は、呼吸がそのまま音楽になったかのような神秘的な音色を奏でる。2021年2月21〜23日にある第3弾の新作ダンス公演は、芸術監督としての初の創作で、世界初演となる。

勅使川原三郎「白痴」
「白痴」©️Akihito Abe

 新国立劇場バレエ団「不思議の国のアリス」は、大ホールで6月20、21日に上演。米沢唯をはじめ、70余名のトップダンサーたちが芸術性とエンターテインメント性を兼ね備えた華やかな世界を堪能させる。

中川賢一(右)と野村誠

 このほか、4月12日に「中川賢一・野村誠ピアノ・コンサート 愛と知のメシアン‼︎」、5月15〜17日に「トライアド・ダンス・プロジェクト 安藤洋子×酒井はな×中村恩恵」を上演する。
 国内外で活躍するダンサー・振付家の話題作をオムニバスで上演する10月3日の「ダンス・セレクション」、11月7〜9日の第18回AAF戯曲賞受賞記念公演「朽ちた蔓延る」(篠田千明演出)が続き、12月には、地点×空間現代が、太宰治が手掛けた未完の遺作に挑む「グッド・バイ」もある。
 9月には、カンパニーは未発表ながら海外招聘ダンス公演、10月には、ダンサー・振付家の森山未来らによるユニット公演「SONAR」、2021年2月6日には、プッチーニ作曲の藤原歌劇団オペラ公演「ラ・ボエーム」も。

 

地点 空間現代「グッド・バイ」
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